2012年8月の読書記録
2012年09月25日(火) 14:00
本&映画の紹介本当はもっと読んだのだ。しかし、書評を入力する暇がないくらいに忙しい今日この頃。9月の終わりが見えてきたので急ぎ、8月の読書記録をアップします。8月に読んだ残りの本は、シレっと9月分として来月紹介しまーす。いや~、しかし今日もこれから仕事で外出だーい。そろそろ壊れそう(笑)。
読んだ本の数:7冊
読んだページ数:1866ページ
ナイス数:22ナイス
天ぷらにソースをかける日本人 だれも知らない食卓の真実
もっと安易に笑って「へぇ~」を繰り返す中身を想像していましたが、意外にも、膨大なデータをもとに消費者の食卓実態を観察検証するマジメな本でした。2009年末の時点で、累計400万食卓、1,600万メニュー、4,000万食材のデータが蓄積されているというから食MAP恐るべし。しかも意外なデータもかなりありました。最長3年間、毎日の食卓情報をせっせと入力するという地味な作業をしてくれているモニター世帯が360もあるってことに一番驚きましたけど…。
読了日:08月01日 著者:齋藤 隆
IN (集英社文庫)
毒々しい感じは薄かったけれど、随所でネチネチはしていた。足を踏み入れたからには読了しなければ気が済まない感じだったが、読後感はあまりスッキリしない。そんな感じ。
読了日:08月05日 著者:桐野 夏生
苦役列車 (新潮文庫)
卑屈で怠惰で強情で見栄っ張りで無学な主人公を描写する日本語が、高尚とまでは言わないまでも流麗で知的な印象すらあるところに終始違和感を覚えながら、乗り込んでしまった苦役列車の次の停車駅はどこかしら…、あるのかしら?もしかしてないのでは?なんて思いながら読んでいくと、最後には賞レースに絡むほどの作家になっていてあれれ?とか思うw。それでも彼は苦しいままだったから、停車駅は結局なかったということでイイのかな?
読了日:08月07日 著者:西村 賢太
経済は感情で動く―― はじめての行動経済学
先入観、ヒューリスティック、後知恵、バイアス…などが、分かりやすい事例とともに上手に紹介されていて良いです。経済や数学が苦手な人にも読みやすい。ただし、脳科学が出てくるパート3で多少ココロが折れます(笑)。
読了日:08月13日 著者:マッテオ モッテルリーニ
山口百恵 赤と青とイミテイション・ゴールドと (朝日文庫)
百恵ちゃんの苦労と苦悩と伝説になるまでの7年間を一気読み。絶対にないと言い切って良いと思うが、彼女が復活する瞬間を改めて期待してしまっている自分がいる。でもやっぱり、静かに幸せに暮らして欲しいとも思う。三浦友和ってきっと、すごくイイ男なんだろうな~。
読了日:08月19日 著者:中川右介
錯視芸術(アルケミスト双書)
読了日:08月20日 著者:フィービ・マクノートン
いつだって僕たちは途上にいる (人生2割がちょうどいい)
藤沢周平に惹かれる理由がお二人のおかげで分かりました…笑。 全般的には相変わらず、あっち行ったり、こっち寄ってみたり、どこ行くんだよぉ、と思っていたら不意に戻ってきたり、脈略がなさそうでありそうな言葉と思考の応酬で読んでいて清々しさすら覚える。昔の自分を知ってる友達って、良いものですね。
読了日:08月28日 著者:岡 康道,小田嶋 隆