アラブ・エクスプレス展
2012年09月14日(金) 17:03
UXいろいろ, 日本発信四方山話, 東京, イベントの話ARAB EXPRESS: The latest arts from the Arab world are now waiting for your visit at Mori Art Museum in Tokyo. I’ve never been to any Arab countries, but am eager to visit someday. According to the works I saw, they seem to be struggling to grow, but they are trying hard and brave enough to face and convey their reality to the world. This is a worthy exhibition.
アラブの国々には、まだ行ったことがありません。未知の世界。でも、いつかきっと行きたいところの一つ。きっとわたし達とそれほど変わりのない生活があるに違いない。わたし達の目には違って映るかもしれないけれど、根本のところではきっと同じ生活が。家族がいて、友達がいて、子供は学校に行って、大人は働きに行って…。
でも決定的に違うところもあるに違いありません。子どもたちが普通に勉強しているところに爆弾が落とされるようなことは日本ではないし(そんな中で賢明に学び続けようとする子どもたちを描いた『スペシャル・レポート』/写真[1])、職場や学校へ行く途中で検問を通る必要もない(その検問の様子をとらえた写真もありました/写真[2])。そういうことを当たり前と思うようにならないようにと祈りながら、しかしこれが現実の姿ですよと、世界に伝えようとするアラブのアートを、六本木ヒルズの森美術館にて開催されている『アラブ・エクスプレス展』にて観賞することができます。
富をもたらしつつも、紛争の火種となってしまっている原油を連想させる“黒い水”が絶えず湧き上がる『ブラック・ファウンテン』が強烈に印象的でした。背後の窓から見える平穏な東京の街との対比が美しい…とか思った(写真[3])。
『アラブ・エクスプレス展』は10月28日(日)までです。結構な規模なので時間と体力に余裕のあるときに行くことをオススメします。