特撮博物館開館中
2012年09月12日(水) 13:50
UXいろいろ, 日本発信四方山話, 東京, イベントの話TOKUSATSU, SPECIAL EFFECTS MUSEUM: A special exhibition is now held at Museum of Contemporary Art Tokyo, which focuses on the appeal of Japanese world-class visual techniques, known as TOKUSATSU. Those who have been fascinated by special effects TV programs, represented by Ultraman, shall get so crazy about this exhibition.
わー、東京タワーが折れちゃってる(写真[1])。
そういうわけで、木場の東京都現代美術館で開催されている『館長 庵野秀明 特撮博物館~ミニチュアで見る昭和平成の技』を見てきました(写真[2])。とある土曜の午後に行ったら、チケット買うのに15分待ちとか言われて軽くビツクリです。子供連れも多かったけど、どちらかと言うと、まったく興味を示さない子供を無理矢理つれてきた父さん母さんが多かった感じ。子どもたちも、飛行シーンの撮影に使ったと思われるウルトラマンの模型とかには食いついていましたが、この企画のために巨額を投じて(と思われる…)制作された特撮フィルム『巨神兵東京に現る』は、父ちゃん見たいけど、子供泣く…みたいな展開であっちこっちてんやわんや。そりゃー、泣くよね。だって、巨神兵だもん。顔が怖いっつーの。おまけに街が破壊されていくのだ、粉々に。途中で犬のぬいぐるみがキャンキャン吠えるところだけです、和むのは(笑)。
ちなみにその特撮フィルム『巨神兵東京に現る』よりも、その後で見ることになるメイキングビデオのほうが個人的には面白かった。大人たちが童心に返り、嬉々としてあーでもない、こーでもないと特撮の技法について議論し、全神経を集中して撮影に挑む様子とか、微笑ましくて羨ましい。お金と技を持った大人が集い、本気で遊ぶとこうなるってことがよーく分かりました。
副館長の余計なヒトコト。と題するチラシ(写真[3])を会場でもらったのですが、たくさんの蘊蓄が紹介されていて面白いです。特撮用の縮小模型が1/25になった理由とか、空を飛ぶミニチュアには3ヶ所に吊り点が設けられているのが普通だけど、ウルトラマンの飛び人形は2ヶ所なんだよねー、なぜならば…とか、宇宙人とウルトラマンが闘うときの足元にはミニチュアを置かず、動きやすいようにコッソリ空き地を作っていたんだ…とか、ほ~とか、へぇーとか言いながら読み入ってしまいました。これは友達へのプレゼントにしよう、うん。誰に届くかは、商品の発送をもって代えさせていただきます。
『館長 庵野秀明 特撮博物館~ミニチュアで見る昭和平成の技』は10月8日(月)までの開催です。急げー。