海は霧でも峠は快晴

2012年08月29日(水) 18:06

日本発信四方山話, 北海道

SHIRETOKO PASS WITH BLUE SKY: We barely saw the Sea of Okhotsk because of a dense fog in Rausu, the southern part of the Shiretoko peninsula. You can still expect, though, a fine weather in Shiretoko pass with a marvelous prospect of the Northern Territories.

道東旅行2日目は知床半島へ向かいました。オホーツク海を右手に見ながら北上し、知床半島の南側、昆布やホエールウォッチングで有名な羅臼(らうす)の町へアプローチです。

 

[1] 濃霧に包まれるオホーツク海 [2] でも知床峠は快晴 [3] 北方領土が見えました!

で、到着した羅臼の町は濃い霧に覆われていました。うっかり写真を撮り忘れるくらい何も見えなかった(笑)。羅臼で撮った唯一の写真は、道の駅で買い食いした海洋深層水ソフトクリームだったりとかして(写真[1])。でも、ガードレールの向こうに何も見えないことはお伝えできるかと…。本来なら、オホーツク海の大海原とその向こうに北方領土(国後島)を拝めるはずの場所です。海があることすら分からないほどの濃霧でした。ちなみに海洋深層水ソフトクリームは別にどうってことないお味でした。北海道でソフトクリーム食べるなら、十勝のナイタイ高原牧場へどうぞ。

何にも見せてくれない羅臼をあっさり後にして知床峠へ向かいます。海でこの天気ですから、峠は嵐かもね…くらいな気分で山道を進むと、5分と行かないうちに快晴となりました。ビツクリです。知床連山の最高峰、羅臼岳の上は雲一つない青空でした(写真[2])。羅臼方面に目をやると、北方領土(国後島)も見えちゃってます(写真[3])。まるで雲の上に浮かんでいるよう。

知床はとにかく気候の読めない土地でした。この後も、北海道のくせに暑いなんて…と文句を言わずにはいられない真夏日と指先が麻痺するくらいの寒さとに苦しめられることになります。でも、北方領土を見られてなんか満足。いつか、あの島へ渡れる日が来るとイイですね。