京都のナイス貼り紙
2012年06月06日(水) 13:00
UXいろいろ, 日本発信四方山話, 京都, サインやUIの話, ヒトについてTHOUGHTFUL WORDS IN KYOTO: A shop selling dye goods apologizes the steep stairway to the shop. A traditional restaurant asks smokers to be patient, rather than asking consideration for others. A temple clearly says that visitors are allowed to take photos. The way of providing a notice seems to be slightly different from other areas of Japan, I think.
春夏に使えるスヌードをずーっと探していて、京都の染め物屋さん手染メ屋がオーガニックコットンのスヌードを作ってくれていることを大発見。どちらかと言うと秋冬ターゲットの商品のようですが、コットンならざくざく洗えるし、冷房ガンガンの建物や電車で重宝すること間違いなし!ってことで、訪れたお店の入口にあった貼り紙です(写真[1])。
“このカイダンのぼって2Fです。っていうか、カイダンきつくてすみません…”
なんか、きついカイダンも頑張って上ろうという気にさせてくれる温かさ。カイダンはマジですんごいきつかったです。急斜面。降りるときのほうが危なかったですけどね。
そして、鯖寿司ねらいで訪れた老舗いづ重ではいなり寿司が何気に大ヒットだったのですが、ジワッと攻めてきたのはテーブル脇の貼り紙です(写真[2])。
“店内での喫煙は御辛抱下さいませ”
“遠慮”ではなく“辛抱”をお願いするとは、すごい勝手な思い込みですが、京都っぽい?!
最後は貼り紙ではないけど類似品。建仁寺の窓口にちょこんと置いてあった“CAMERA OK”の木札(写真[3])。よっぽど聞かれるんでしょうね、「写真撮っても良いですか?」と。禁止事項(場所によっては本堂内撮影禁止とか、三脚の利用禁止とか)を書いて、貼って、周知するというのはどこの寺社仏閣もやっていることですが、許可事項を書き出しているところは稀です。メッセージが英語で書かれているところを見ると、海外からの観光客がマナーを気にして尋ねてくるケースが多いのかもしれません。OKならOKって言ってくれると助かりますよね。この配慮ひとつで、お寺の人も参拝客もハッピーです。こういう気配りをできる大人が増えるとイイな。