入口の位置まで伝える地図
2012年06月07日(木) 15:15
UXいろいろ, 日本発信四方山話, 京都, サインやUIの話LITTLE TWIST HELPS A LOT: Even though the list is hard to read, the shop icons in the map tell not only the shops’ locations, but also on which street or avenue the shops’ entrances are located. A little twist helps a lot for tourists to grasp their desiring information.
スヌードを買いに行った手染メ屋さんで“ご近所MAP”というのをいただきました(写真[1])。界隈にあるカフェやお食事処、雑貨屋さんや洋服屋さん、パン屋さんにお菓子屋さんなど“客商売”をしているお仲間を紹介してくれています。
しかし残念ながら、とても見にくい…。右端のリストは五十音順に並んでいるだけで分類はなく、しかも後半にいくと五十音順というルールも崩れています(写真[2])。後から付け足したからだろうな~、きっと。お店の名前の先頭には★マークをつけていて、見やすくしようという配慮が伺えますが、次の行にある一行コメントの出だしが★マークと揃ってしまっているため見やすさ半減。次のように、一文字分のインデントをしてくれるだけで、かなり見やすくなるのに残念です。
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★とおる
戸隠そば粉の十割そばです。丹精込めての手打ちそば。
★Lien リヤン
町屋を改造した美容室。陽だまりの中でゆったりできます。
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ところがですねー、MAPの方はすごく気が利いています。各店舗は黒丸の中に白い三角形という記号で表されていますが、三角形の向きでお店の“入口”がどの通りに面しているのかが分かるようになっているのです(写真[3])。ちょうど角にある“アウトオブタイム”というお店の入口は、南北の通りではなく、東西の通り側に入口がありますよ~ってな具合です。このちょっとした配慮ひとつで情報が読み手に伝わりやすくなる。勉強になりますねー。