何に注意するべきか?
2012年05月21日(月) 15:49
UXいろいろ, 日本発信四方山話, 東京, 愛媛, サインやUIの話SOME INTERESTING WARNINGS: Can you guess what the right bottom picture asks people not to do? The language says “Dangerous plays.” Compared to other items, this one is too rough to guess. 2nd one just says “Attention” with an arrow to the left, though there is nothing really to care in that direction. 3rd one is a good example, which tells we need to be careful with low clearance very clearly.
注意書きというのはやはり、何を注意しているかが一目瞭然になってないとダメだよなーと思う。
たとえば、先日訪れた東京ゲートブリッジの麓にある若洲海浜公園で見かけた禁止事項の案内板(写真[1])。ゴルフするな。たこあげはダメ。犬の放し飼いも禁止。火を使うべからず。ゴミ捨てるんじゃねー。そしてキケンな遊び……って何だ? 絵から推測するに…、イジメ? 拡大解釈して、とにかく“キケン”と思われるあらゆる遊びや行為を禁止するって受けとめてもらえれば良いですけどね。でも他の禁止事項と比べるとあまりにも意味不明です。
たとえば、東大の近くで見かけたとある軒にぶら下がる“注意”の文字(写真[2])。←の先には何もなし。縦書きが横に倒れている感じなので、本当は上方向への注意を促したいのかな? 頭上注意? 鳥フンか? 注意のしようがない(笑)。ちなみに今年に入ってから既に二度、鳥フン被害に遭っていたりなんかして、今年は当たり年。そんなときはやはり宝くじか?とか思う今日この頃です。
最後は良くできている例です。昨年末に訪れた内子の町の劇場で見かけた頭上注意の張り紙(写真[3])。スタッフの手作りという雰囲気がムンムンですが、ここの出っ張りに頭をぶつける人が多いから、注意するように!というメッセージが楽しく、分かりやすく描かれています。わざと紙が下に半分はみ出るようにして貼っているのも秀逸。木の出っ張りよりも先に、この紙に気づくのでみんな気をつけられる。張り紙でせっかくの雰囲気が台無し…という意見もありそうだけど、イラストがほのぼのしているので許してしまおうという気にもなる。内子には素晴らしいデザイナーがいる、ような気がする。