目黒川での発見

2012年04月18日(水) 14:18

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DISCOVERY FROM WATER SURFACE: There is a big hole to let out of water which has standed in subway stations and/or along the rails. There is a flood basin which can store huge amount of water to avoid river flooding. We also found a watering system to improve water quality. If you are on roofless boat, you have to prepare an umbrella not to get wet. As our boat had a roof and an ability to turn in a small radius, we were fine.

先週の目黒川お花見クルーズの紹介をもう少し。

 

[1] 地下鉄地下水放出中 [2] 氾濫防止のための調節池 [3] 水質改善を狙って放水中

川面から眺めたのは桜の木々や花々ばかりではありません。普段見ることのない東京の姿を見ることにもなりました。たとえば、目黒川には地下鉄の施設に流れ込んだ雨水などの地下鉄地下水を排出するための穴があったり(写真[1])、川の水位が上がり、氾濫の危険が増したときに備えて、川の水を流し込み一時的に水を貯蔵する調節池(写真[2])なるものがあったりするようです。なんと地下4階までたっぷりと水を貯められる池なのだとか…。

また、橋の下に設置された放水設備から川に向かって放水しているところにも遭遇しました(写真[3])。こうすることで、水中の酸素を増やし、水の純化を進めているのだそうです(詳しいことは私に聞いても無駄ですぜ)。でも、どんなタイミングでどのくらいの水量が飛び出すのかは不明らしく、屋根のないクルーズ船だと傘を差して通り過ぎなければならなかったりして大変らしい(笑)。わたし達がお世話になったCaptain Shinのボート(写真[4])は屋根付きだし、小さくて小回りも利くのでまったく問題ありませんでした。

 

[4] お世話になったボートの外観 [5] 操縦席には船ナビ搭載 [6] 水深まで分かります

ちなみにボートの操縦席(写真[5])に座っているのはもちろんShin船長です。カーナビならぬ船ナビ(写真[6])が搭載されていて興味深い。路上と違って、地図だけでなく走行中の川なり海なりの水深まで気にかけて運転しないと座礁事故とかに繋がりかねないってことで、船舶の運転はとても難しそうです。画面右部が水中の様子を表していて、現在地の水深は3.1メートル。水中に魚群などがいればそれも探知して表示してくれるらしく、釣りのときはその情報を頼りにボートを停めて、釣り糸を下ろすのだそうな。うーん、ちょっと釣りしたくなってきた(笑)。

それにしても、ダッシュボードに書かれている“GOD IS MY CO-PILOT”というのがなんとなく気になったので調べてみたら、90年代にアメリカで活動していたバンドの名前らしい。音楽活動をする人たちの言葉として捉えたらいかにもキリスト教的でイイ感じがするけれど、船の操縦席に書かれると、天国へと誘われていまいそうで怖くない?とか思ったのでした。おしまい。