大人のTSUTAYA
2012年04月25日(水) 17:11
UXいろいろ, 日本発信四方山話, 東京, モノ+コトの話DAIKANYAMA TSUTAYA: Some “matured” people recommended us to go and experience the well designed space and atmosphere of Daikanyama Tsutaya bookstore, which opened in last December and has had a high reputation. What amazed us the most is the luxury lounge with all the back numbers of various prestigious magazines. We were lucky to have seats, but you’d better go on weekdays if you really want to enjoy the time there. As a bookstore, I prefer Matsumaru-Honpo in Marunouchi, cause I can expect an unexpected encounter with interesting books.
一枚目の写真を見てどこか分かった人はかなりの通です。正解は、大人仕様の超充実書店と評判?!の蔦谷書店(写真[2])でした。Tの文字をモチーフにしたファサードがかなり美しいです。昨年暮れ(2011年12月)にオープンした代官山T-SITEの主役、蔦谷書店=大人のTSUTAYAは、オープンしておよそ半年を経た現在も週末はなかなかの混雑っぷり。複数の大人にオススメされて、すっかりその気になった旦那が行ってみたいというので行ってみた次第です。
TSUTAYAの創業者が私費を投じて贅沢に作り上げた空間らしく、確かに、広大な敷地にお金を持っている人たちをターゲットにしたお店(電動アシスト自転車専門店やカメラの専門店など)が並んでいてお金を持っていない我々は軽く尻込みする感じでした。でも、メインの本屋は本屋。そこは堂々とぶらぶらして良いのです(笑)。しかし書籍の分類が、旅行・料理・デザイン・建築・インテリア・車/バイク・写真・美術・ファッション・文学…といった感じでなんかやっぱり優雅な大人(のつもりの人を含む)を狙っている感むんむん。さらに旅行のコーナーにはT-TRAVELなるトラベルカウンターがあったりとかして驚く。トラベルコンシェルジュがいるらしい。旅プランを作る手伝いをしてくれるらしい。へー。ちょっとそこで働きたいかも(未経験ですけど何か?)。
ここの何よりの売りは2号棟の2階にあるラウンジAnjinかと思います。『平凡パンチ』とか『太陽』といった懐かしの雑誌の、しかも創刊号とかからすべてが閲覧できるようになっていて、雑誌好きにはたまらないのではないでしょうか。でも混んでます。わたし達は幸いソファ席を確保してビールとか飲みながら(写真[3]/珈琲とビールがほぼ同じお値段だったのでビールになりました笑)古い雑誌をパラパラ眺める時間と空間を確保できましたが、時間無制限で滞在できてしまうスペースのため、タイミングを逃すと待ち時間すごいことになりそう。
本との出会いは残念ながらありませんでした。空間が広く、蔵書が多いことが逆に私にとってはマイナスかな~と思います。丸善丸の内本店の中にある松丸本舗のほうが、ふとした出会いを期待できるちょうど良い塩梅でオススメ。蔦谷書店のほうが蔵書が多い分、レアな本を見つけるチャンスは広がると思いますが、それは出会いを求めるというよりも検索マシンを使って検索しないときっと出会えない。
というわけで、オススメしてくれた大人の皆さんには申し訳ありませんが、わたし達の生活スタイルと嗜好には微妙に合わない感じでした。でも一回行けて良かったです。ラウンジも使えたし。