交差点にアルファベット

2012年01月11日(水) 14:29

UXいろいろ, 日本発信四方山話, 高知, サインやUIの話, モノ+コトの話

ALPHABETS ON CROSSINGS: They are not so known among locals, but supposed to help tourists. As the 3rd picture shows, the alphabet exactly tells us at which crossing we should turn left to find a parking. Thanks to the alphabet, we don’t need to count the number of signals we pass by before turning left. There may be a way of taking full advantage of the system. Can you think of any?

高知市に到着し、車でホテルを探していたときのことです。青看を見ると、交差点にあたるところにアルファベットが付いている場合が多いことに気がつきました(写真[1])。しばらく走っていると、信号機の脇にも同様にアルファベットが付記されているのが目につきました(写真[2])。

 

[1] 交差点にアルファベット [2] 信号機の脇にもアルファベット [3] 曲がるべき交差点がすぐ分かる

県庁前の交差点は【K】、はりまや橋交差点は【H】、高知駅前の交差点は【S】という具合に、場所と対応づけてアルファベットを充てているようです。分かりやすい…ようなそうでもないような…(笑)。夕飯を食べに行った先で、このアルファベットが地元の人たちにどのように活用されているのかを聞いてみました。返事は「交差点のアルファベットって何のこと?」みたいな…。カウンターに立っていた地元人3人のうちの一人がかろうじて知っている程度でした。「観光客のための道案内で、地元の人たちにはまったく浸透していないし、このとおり、知らない人のほうが多い」という有様なのだとか。

観光客としても、ガイドマップとか、カーナビとかとも連携してもらわないといまひとつ有り難みがないな~なんて思っていたところで遭遇したのが写真[3]の看板です。龍馬ふるさと博の駐車場を探していたわたし達に、“2つ目の信号【Y】を左折すべし”という情報がすんなり届きました。“2つ目の信号”だけでも情報として十分かもしれませんが、うっかり数え損ねたり、1つ目の信号を見落とした場合にも、【Y】交差点に到達したら左折すれば良いと覚えられるので記憶の負荷が減ります。何気に素敵なシステムではありませんか~。もうちょっと活用方法を検討すれば、観光客への大きな支援になりそうです。