内子の観光名所

2011年12月26日(月) 21:46

日本発信四方山話, 愛媛

RECOMMENDING SIGHTSEEING IN UCHIKO: The sightseeing area in Uchiko, the first town we visited in Shikoku, is quite tightly gathered, and it only takes for a few hours to look around. The most recommended place is UCHIKO-ZA, a theater for Japanese traditional play, and you are welcome to see the mezzanine (below the stage), which may be really exciting.

四国初上陸の後、最初に向かったのは、江戸から明治にかけて、木蝋と和紙の生産で栄えた町、内子です。盆地らしい。で、死ぬほど寒い町でした。

 

[1] 上芳賀邸の豪奢な建物 [2] 内子座の外観。中もスゴイ [3] 内子の町は浅黄色

お宿として選んだ町屋別荘こころについてはまた日を改めて紹介しようと思いますが、その宿がある六日市本町通りと伝統的建造物群保存地区として市が指定する八日市・護国エリアに見所は集中しています。国重要文化財に指定されている上芳賀邸・木蝋資料館(写真[1]/3年がかりの修復工事を終えて2011年11月に公開が再開されたばかり)や、現在も芳賀家の皆さんが普通に生活をしているという本芳賀家(壮大なお庭とお宅の外観しか見られません)、大正時代の薬屋とその使用人の暮らしを紹介する商いと暮らしの博物館など。

そしてクライマックスは、内子の町が当時いかに豊かだったかをまさに物語る芝居小屋“内子座”です(写真[2])。催し物を開催しているときは見学自体がNGになるようですが、わたし達は幸い、花道をその気になって歩いたり、枡席に腰掛けて舞台を眺めたりすることができました。そしてさらに、奈落(舞台の下)に降りて、回り舞台やせり上がりなど、演出装置を間近に見ることもできました。すごーい、楽しい。こういうのは、観光客がわんさかの東京ではなかなか叶わないことだと思うので、とても楽しかったです。

以上、かなりゆったりと見て回っても3時間かからないというくらいの規模でした。木蝋資料館には床暖が備えられていたり、随所にボランティアさんがいて、丁寧に説明をしてくれたり、町として頑張っていることは見て明らかです。さほど厳格な規定ではないと思いますが、家々の壁の多くが浅黄色(うすきいろ)になっていて、町全体で統一していこうという意思も伺えました(写真[3])。もっと観光客がいても良さそうだけど、やはり冬は難しいですかねー。