かずら橋で度胸試し

2011年12月27日(火) 17:46

日本発信四方山話, 徳島

MISATTRIBUTION OF AROUSAL: In Tokushima prefecture, there is a suspension bridge called “Kazura-bashi,” which is made of only vines. It was really scary, and Daisuke gave up after a couple of steps. I did a good job, though, and fell in love with the man at the end of the bridge with a camera to shoot me.

今日は、朝のうちに愛媛県を発ち、徳島県へと移動しました。大歩危って読めます? “おおぼけ”ですって。ちなみに小歩危(こぼけ)もご近所です。大歩危・小歩危のあたりは、夏場にはものすごい数の家族連れや観光客が訪れる…らしい人気のエリア。でも、冬場は予想どおり、閑散としていました。それでもめげずに大歩危・小歩危を過ぎたところにある祖谷(いや)のかずら橋を目指しました。

 

[1] 14メートル下が丸見え [2] 橋の端しか歩けない… [3] 旦那はギヴアップして写真撮影

祖谷川の水上14メートルのところに架かる幅2メートル、長さ45メートルの吊り橋で、シラクチカズラという植物を資材としています。足場には木の板が使われていますが、それらを支えるのはカズラの蔓だけです。足下を見ると(写真[1])、ビビリません? 冷静に考えれば、この隙間に大人の身体が落ちることは絶対になくて必ずどこかに引っかかるから大丈夫!と思えるのですが、やっぱり軽く震えますね。手放しで渡るなんていう度胸はないわけで、橋の端に寄って、おそるおそる、一歩一歩丁寧に進まざるを得ない(写真[2])。それでも私は、右手にデジカメを持って、橋の途中でスイングショットをしたり、結構がんばった。まったく頑張れなかったのは、うちのへたれカメラマン(笑)。500円も払ったのに(そうなの、この怖い橋を渡るのに一人500円もかかるの…)、スタート直後にリタイア。彼は高所恐怖症なのでした。そして、私が勇敢に橋を渡る様子を写真におさめてくれたのです(写真[3])。

むか~し昔、祖谷に流れ着いた平家の落人が、万が一追っ手が来ても、すぐに切り落とせるように…という狙いでカズラを使った橋を作ったのが由来らしいです。今は、3年に一度架け替えをしているので橋が丸ごと落ちるような心配はないそうな…。それにしても、ドキドキしました。橋の向こうで待っていてくれたご主人様に、思わず恋をしてしまったかもしれない(笑)。