フランス レストランウィーク
2011年10月11日(火) 11:15
UXいろいろ, 日本発信四方山話, 東京, イベントの話, モノ+コトの話FRENCH RESTAURANT WEEK: Booked a nice french restaurant in Ginza and enjoyed a course with only 2,000 JPY. The food was brilliant, but there was only one waitstaff to serve 30 guests at once, which looked just too much. As a guest, we had to understand that the experience turns out to be a bit lower-quality. The more we pay, the better experience we are able to expect. That’s a theory.
外食をするときの候補にフレンチがあがることはほとんどありません。やっぱりかしこまった雰囲気があるのと、必要以上に値が張るような印象があって、酒飲み二人で行くには腰が引ける感じ?
そんな我々をフレンチレストランへと誘うダイナースクラブ フランス レストランウィークなるイベントを発見したので、週末に行ってみました。コース料理をランチなら約2,000円で楽しめてしまうというからお得感ムンムンです。参加しているレストランがけっこうな数だったので選ぶのに苦労するかと思いきや、銀座でかつオンライン予約ができるところに絞り込み、日にちを決めたら2軒くらいに限定されました。で、最終的に選んだのは、銀座5丁目の雑居ビル3階でこっそりやっているギンザ カンセイというお店です。ビルの入口には看板があるだけ(写真[1])。レストランであることはイラストから想像できますが、フレンチなのかなんなのかも分からないし、隣のお店みたいにメニューの一部を見せてくれているわけでもないから金額の想像がつかない。これは、知らないと入れないお店ですねー。
昼間っから白ワインをオーダーして、焼きたての自家製パンに前菜にと楽しみました(写真[2])。いずれも美味。前菜は一つ一つ丁寧に紹介してくれたし、メインの岩手県産 南部鶏のロースト(写真[3])に彩りで添えられている緑色の野菜は大根の種らしく、鶏肉も大根の種も美味しくて普通に満足でした。
30席あるテーブルはすべて埋まっていました。でも、フロア係は焦ると歩き方がせかせかしてしまうおばさん一人。一人で30人にサービスするのは見るからに大変そう。後半は前菜の中身も大根の種の説明もバッサリとカットしててたしな…。会計を終えて帰ろうとする我々に、「今日はバタバタしてしまって申し訳ありませんでした」と気の利いた一言をくださいました。イベントへの参加でお店が繁盛するのは幸いだけれど、思うようにサービスが出来ないのはお店の本意ではないんでしょうね、きっと。客としては、ケチった分は相応にエクスペリエンスが落ちるってところを許容しなければなりません。ケチらずに極上のエクスペリエンスを追求できるようになることが目標です(笑)。