アメリカ式割り勘

2011年10月07日(金) 15:08

UXいろいろ, アメリカ縦横無尽, ボルダー, モノ+コトの話

SPLIT TO PAY: Many Japanese tourists visiting to the US don’t seem to know how easy to pay each by using his/her own credit card, and just ask the waiter to “split.” Many restaurants in Japan don’t like to put extra effort into collecting money, and someone from the group tends to pay on behalf of the group and collects money from others later on, sometimes on the next day. That’s not smart, and I prefer the American way on this.

けっこう海外旅行をしている人にもあまり知られていない(ように思う)アメリカの便利サービス。食事の終わりに会計をする際、各自が自分のクレジットカードを出せば(写真[1])、お店のほうでSplit(スプリット=分割)して、カードの枚数分の伝票を持って来てくれます(写真[2][3])。3人で3枚のカードを出せば、「単純に三等分でイイ? それともオーダー別にする?」とか聞いてくれたりなんかして、自分だけめっちゃ高い肉料理とか食べた場合や自分だけめちゃくちゃワイン飲みました…みたいなときは気が引けるので、自分がたいらげた分を自分が払うってことにしてもらえます。現金で払いたいという人がいれば、その人だけ現金で払って残りを等分してカード決済することもできるし、夫婦が1枚のカードで支払いたいときなんかは、「このカードは2人分で、残りは1人分ずつにスプリットしてね〜」と伝えれば、そのとおりに割り勘してきてくれます。

 

[1] カードを2枚出せば… [2] お店のほうで割り勘してくれる [3] 何枚まで対応してくれるのか?

日本も、レジで「個別にお願いします」とか言えば、それぞれ会計できるけど、お店の人はもちろん、後ろで待ってる他の客にまで嫌な顔をされることしばしばです。大人数のときは、単純に割り勘の計算するの面倒だし、まとめて払った後、みんなから割り勘分を徴収するときには小銭ジャラジャラになるのが嫌だからといって、多少切り捨てる羽目になってなんとなく損するし(ケチくさっ笑)、家族が集まったときは、頼りになるお兄ちゃん(旦那)やたまにしか帰ってこないお姉ちゃん(わたし)がまとめて払うのが暗黙の了解になりつつあり不満だー(笑)。

アメリカはテーブル会計が基本なのと、あと、少額決済になったほうがチップが乗りやすいとかいう傾向、もしかしてあるでしょうかね? ウェイターにとっては確実に手間が増える分割決済ですが、あまりにも当たり前に受け入れられるのでキモチイイです。割り勘は日本の文化だ!くらいに思っている日本人が少なくないように思いますが、アメリカのほうが気持ちよく割り勘できます。ホント。