しろきもりへ…

2011年09月14日(水) 22:17

日本発信四方山話, 神奈川

TO THE WHITE FOREST: An installation by Motoi Yamamoto is now exhibitted at a main indoor gallery of the Hakone Open-air Museum. See the photo #3, and guess what this is made of. Salt is the answer. It was so beautiful and fantastic. The exhibition will be held by March 11, 2012. You need to come and check its beauty yourself.

先週末、お誕生日のお祝い…という名目で箱根へ行ってきました。本当は1週間前に行く予定だったのですが、台風であえなく延期。しかし、その延期のおかげで、以前からずっと気になっていて、でもなんとなく先送りし続けてきた箱根彫刻の森美術館を気持ち良く散策できました。かんかん照りだった。

すんごく広いの。そして案外お客さんがたくさん入っていて驚きました。近・現代を代表する彫刻家の名作約120点が展示される国内初の野外美術館です(写真[1])。子どもたちが存分に楽しめる遊び場もふんだんに用意されていて、悪くない(写真[2])。子どもたちが無邪気に遊ぶ様子を被写体にして、一眼レフカメラで撮影の練習をする高齢者の姿とその数も印象的でした。

しかし一番だったのは、本館ギャラリーで開催されていた山本基さんという作家の『しろきもりへ』という企画展です。3枚目の写真は、その展示の一部を見晴台の上から撮ったものなのですが、この絵というか何というか…が何で描かれているか、分かりますか? 答えは…

 

[1] 彫刻の森の芸術たち [2] 子どもたちも楽しめます [3] 何で出来ているでしょう?

塩です。

長い歴史の中で繰り広げられてきた生命活動の連なりを表現しているそうです。接着剤とかは一切つかっていなくて、とにかく塩だけ。うっかりクシャミとかしたら大変なことになることが容易に想像できる、塩のアートです。2012年の3月11日まで開催していて、最終日にはすべての作品を“壊して海へ還す”作業に参加できるそうですよー。ちょっと行きたい。(いや、それを口実にまた箱根へ行きたい…というのが本音。)