クレカ払いをさせたくないPayPal〜その2

2011年07月27日(水) 18:14

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PAYPAL WANTS ME NOT TO PAY BY CREDIT: PayPal is getting popular among small retailers to collect cash from thier customers in Japan. It also provides users to select a credit card payment option, though once you login, it doesn’t allow me to move back to select the credit card payment option anymore.

PayPalを介してクレジットカード払いをしようと思ったけど、どうしてもそのフローが分からなくて、結局PayPalアカウントにこっそり貯まっているお金から支払いをせざるを得ず、軽く憤った話を書いたのはほんの数ヶ月前のことでした。

 

[1] クレカ払いの選択肢 [2] PayPal口座払いに変えられる [3] クレカ払いに戻れない

最近になってまたPayPalを使う機会に幸か不幸か恵まれて?!、今度は負けないぞ!と気合いを入れて画面をガン見しながら操作をしていたら、ログイン画面にクレジットカード払いへのフローが比較的分かりやすい形で示されていることに気づきました。ログインのための囲みの下に“PayPalアカウントをお持ちでない場合”という選択肢があり、そのテキストリンクの下に少し薄いグレーの字で“PayPalゲストとしてデビット/クレジットカードで支払う”という補足説明があります(写真[1])。

少し意地悪な読み方をすると、PayPalのアカウントを持ってはいるけどクレジットカードで支払いたいって人はどっちやねん?ということになりますが、ここはあまり穿って考えず、PayPalアカウントから払いたければログイン、クレカ払いをしたければPayPalアカウントを持っていない場合のほうを選んで先へ進めばイイってことだと理解すれば良さそうです。前はこれに気づかなかったのかな? それとも、その後改善されたのかな?(古い記事の写真と見比べた限りではおそらく後者)

そして素直にクレカ払いのほうへ遷移してみると、クレカの情報を入力する画面が現れて、以前紹介したとおり、カード番号から支払いタイプが自動選択される仕組みになっていて比較的満足度の高いフォームでイイ感じ。おまけに、ここまで来て、「やっぱりPayPal口座のお金で払おう!」と気が変わったら、そっちの選択肢へ進み直せるようになっていました(写真[2])。なんだなんだ、ぼちぼちよく出来ているじゃない か…。

と少しPayPalを見直しはじめたところで、ログインして手続きを進めようと思ったときにやっぱりちょっとどうなのよ!と思ったのですが、ログインしてしまうとクレカ払いのほうへ戻るパスがまったく用意されていなくて“今すぐ支払う”ことしか受け付けてくれません(写真[3])。PayPalアカウントから払って欲しいってことだよな、やっぱ。でも、やり直せなくするのは意地悪だぞ。