清澄庭園で宴会したい!

2011年05月17日(火) 17:49

日本発信四方山話, 東京

週末のジョギング、続けています。先週の日曜日には、自宅から4.5キロほどのところにある清澄庭園まで走り、園内を散歩して、また走って帰ってくるというコースで10キロ突破。おまけに4月からの総走行距離が100キロを超えるという記念すべき日となりました。

清澄庭園は、江戸時代の豪商の屋敷に始まった敷地をあんな人やこんな人がいろいろと手をかけてキレイにしてきたものを、明治11年に三菱財閥の創業者である岩崎弥太郎氏が社員の慰安や貴賓の歓迎に使う場所として買い取り、造園工事を重ねて完成させた回遊式林泉庭園なる立派なお庭です。関東大震災の折に避難場所としての役割を果たし、多数の人命を救ったという経緯とその防災機能を重視し、敷地の大半を東京都(当時の東京市)へぽぽ〜んと寄付したっていうから弥太郎太っ腹(実際に寄付を決断したのは二代目か三代目かもしれません)。

 

[1] 磯渡りで鯉と戯れる… [2] 灯篭は地震で崩れたそうな [3] 涼亭で宴会したい!

その清澄庭園の巨大な池には磯渡りと名付けられた石の道があって(写真[1])、小さなお子さん連れにはなかなか度胸のいる場所ですが、池に浮かぶ小島に立っていたとおぼしき灯篭(雪見灯篭と言うらしい)が3月11日の地震で倒れてしまった様子(写真[2])を見て、久しぶりに地震の恐怖を思い出したりなんかもしました。

しかしそれよりも何よりも大きな発見は、庭園の中にある数寄屋造りの日本家屋涼亭(りょうてい/写真[3])が、けっこうお安い値段で借りられて、おまけにアルコールを含む飲食に使っても良し!という事実です。清澄庭園サービスセンター配膳室なるところに依頼をすればお膳を用意してもらったり、飲み物も届けてもらったりできるみたい。おまけに飲み放題まであるってーから驚きます。ちなみに2時間の飲み放題でお一人1,500円。もっとちなみに涼亭の利用料(貸し切り料金)が3.5時間で5,500円。これって、安くない? 素敵な景色に囲まれながらワークショップをしたりとか、海外からのお客様をおもてなししたりとか、思い切ってただぼんやりと過ごしてみたりとか、そんな贅沢な使い方を想像して結構ウキウキしている今日この頃なのでした。近いうちに使ってみようと思います。