高齢化を自覚する町

2011年05月11日(水) 17:17

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町を歩いていると、横断歩道の脇とかに標語が掲げられていますよね?たとえばうちの近所だと…

危ない 渡れるつもり その判断 (写真[1])
ちょっと待て 青になっても 右左 (写真[2])

 

 

[1] 歩行者に注意を促す標語 [2] [1]と[2]は東京都江東区にて [3] 高齢者運転手にあてた標語

このように、歩行者に注意を促すものが多いと思います。特に、未成熟の子供たちに注意を呼びかける標語が多いかもしれない。車の中からだと、特に走行中は標語の内容までしっかり読めないだろうから、運転手に呼びかけてもあまり意味がないっちゃー、ないです、たぶん。

しかし、富山県高岡市で見かけた標語はこのとおり、運転手に呼びかけていました。

止まるはず 老いの甘えが 招く事故 (写真[3])

高齢化を自覚する町って感じ(笑)。若い頃は周囲への観察力があり、反射神経も良くて、何かあったときには瞬時にブレーキを踏めていた。でも歳をとり、観察力も認知能力も反射神経も筋力も衰えて、しっかり踏み込んだつもりのブレーキが踏めてなかった…なんてことが事故の原因になるケース、高岡市では多いのかもしれませんね。そこで高齢者運転手に呼びかけです。若い頃のようにはいかないのよ!と。富山県警、ちょっとやるな。