クレカ払いをさせたくないPayPal

2011年03月28日(月) 18:53

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今日は病院へ行ってきました。風邪だと思うのですが、週末二日間ず〜っと寝ててもあまり良くならなかったので、いよいよ花粉症を疑い始めています。いよいよ発症か…(泣)。風邪薬の処方を受けつつ、採血をしてアレルギー検査をしてもらうことにしました。結果は一週間後です。

さて今日は、とあるサイトへの不満を書きます。

最近ちょっとした贈り物をしたいときによく活用させてもらっている”はなささら“。皆さんももう使ってみましたか? そのはなささらでは、少額の決済にもクレジットカードを使うことができるようになっています。5%(だったと思う…)の手数料をカード会社にとられることをグッと我慢して、カードで支払える利便性をユーザーに提供してくれている店長は、結構ユーザーの気持ちを分かってくれている人だと思う。

Webサイトで申し込みをすると、支払いに関する連絡がメールで届きます。メールではクレジットカード払いか銀行振り込みを選ぶようにという指示になっていまして、わたしは迷わずクレジットカード決済のほうを選択。リンクをクリックしてカード払いの手続きへと進みました。

 

[1] 前の画面へ戻れない… [2] PayPal払い絶賛オススメ中 [3] 密かなリンクを発見

すると、PayPalの画面が開きました。ので、あまり深く考えずにログインして、先へ進みます。アカウントを持ってない人はどうするんだろ?と一瞬思いましたが、ちゃっちゃと支払いを済ませたいので先へ進みました。そして目にする画面が写真[1]です。クレジットカードで払いたいって言ってるのに、なんでPayPal払いを強制されるわけ?と思って前の画面へ戻ろうと思いましたが、戻るボタンがない…。そうなると仕方がないのでブラウザの戻るボタンで戻りますよね。そして目にした画面が写真[2]です。

「お客様はすでにPayPalアカウントにログインしています」というデカデカと書かれたメッセージとその下にある「PayPalがはなささら様へのお支払いを安全に処理します」という部分を読んで、「そうなのよ、そうして欲しいのよ」と思いながら再度パスワードを入力してログイン。画面の左下にVisaやJCBのアイコンが並んでいるのは目の端っこで確認し、「そうそう、PayPalを介して、クレカ払いをしたいのよ…」とか微かに考えながらログイン。

結局、写真[1]の画面からどうやってクレカ払いに切り替えるのか分からず、面倒くさくなったわたしはPayPalで払ってしまったのでした。

で、この不満をブログでぶちまけようとスクリーンショットをまじまじと見た本日、ログイン前の画面(写真[2])の左下にあるカード会社のアイコンの上に「クレジットカードまたは銀行口座を使用してお支払いができます(利用可能な地域のみ)。続行」っていう記述をやっと発見(写真[3]/該当部分の拡大)。「なんだよ…、ここにリンクがあったじゃないか…」ってことで、このリンクを見逃していた自分に軽く自己嫌悪しつつ、PayPalは、はなささらの店長よりもユーザーの気持ちを分かってない!とやっぱり文句を書くことにした次第です(笑)。

テキストリンクの文言が“続行”って何だよ…。字が小さいし、漢字二文字で視認性ひくいし、銀行口座がどうのとか利用可能地域がどうのとか余計な説明があるからなおさら見落としちゃったよ。PayPalで払って欲しいという気持ちは分かるが、それ前面に出しすぎ。ユーザーテストしたら、達成率はきっと60%くらいだと思う(勝手な推測)。