2011年1月の読書記録
2011年02月07日(月) 14:49
本&映画の紹介12月に引き続き、1月は『坂の上の雲』月間でした。
まさか1月中に読破できるとは思っていなかった。おもしろくて(戦争話を面白いというのはあれかもしれませんが…)止まりませんでした。出張や移動も多かったから読書が進んだのだ。
今年もこの調子でたくさん読みたいと思います。
まさか1月中に読破できるとは思っていなかった。おもしろくて(戦争話を面白いというのはあれかもしれませんが…)止まりませんでした。出張や移動も多かったから読書が進んだのだ。
今年もこの調子でたくさん読みたいと思います。
読んだ本の数:12冊
読んだページ数:3356ページ
人は、なぜ約束の時間に遅れるのか 素朴な疑問から考える「行動の原因」 (光文社新書)
あまり面白くなかったな…。タイトルや章立てがうますぎて、期待しすぎてしまったのかもしれない。視点を変えて原因を探ってみると、見えてなかったものが見えてくるよっていう、簡単に言うとそういう話。分かってる話ですって印象でした。
読了日:01月30日 著者:島宗 理
坂の上の雲〈8〉 (文春文庫)
東郷率いる日本海軍とロジェストウェンスキー率いるロシア艦隊との決戦。大将の力量と部下からの信頼の差が日本に勝利をもたらしたのだと思わざるを得ない。激闘を終えて涙する秋山真之の様子を想像して涙が流れた。でも、自分の代わりに息子を仏門へ進ませるほどの思いは実らず、この後、さらに悲惨な戦争があったのだと思うと辛いです。全8巻を1ヶ月と少しで読破。がんばりました。
読了日:01月27日 著者:司馬 遼太郎
中国人観光客が飛んでくる! (マイコミ新書)
中国で実際に見聞き観察してきたことと通じる話が多くて、直近の仕事に役立ちそう。観光・旅行のエクスペリエンスを考えるのが好き。日本で外国人観光客をお迎えする仕事に挑戦したくなった(単純だな、わたし…)。とりあえずNINJA AKASAKAへは近々行ってみたい。
読了日:01月23日 著者:上田 真弓,池田 浩一郎
世界が絶賛する「メイド・バイ・ジャパン」 (ソフトバンク新書)
技術、テクノロジー一辺倒ではなく、愛着とか、フィーリングとか、情とか、人の心とモノのインタラクションを考えることがこれからのもの作りには重要になってくるし、日本はすでにそれに気づき動き始めているってことを知り得る一冊。見逃していること、気づき損ねていること、まだまだたくさんありそうです。日本はまだまだ沈まない。
読了日:01月21日 著者:川口 盛之助
坂の上の雲〈7〉 (文春文庫)
陸上の闘いがいよいよクライマックスへ。大将が毎朝太陽に向かって拝み、すがりたくなるほどに過酷な戦争は辛勝へ向けて少しずつ進んでいきます。後半は日本海を目指すロシア艦隊のだれた様子を読んで箸休めという感じ。それにしても艦長がダメすぎる。ロシア兵たちがかわいそうでした。
読了日:01月20日 著者:司馬 遼太郎
怒らないこと―役立つ初期仏教法話〈1〉 (サンガ新書)
“怒るのは徹底的に無知な人”、”智慧が働いているときは怒らない”、”自分が正しいという考え方は、非合理的で、非真実で、嘘で、あり得ないこと”、怒らないために大切なのは”自分を観る”こと。客観視&メタ認知を意識し、かつ怒ることは愚かなことだという認識を持つようにすれば怒らなくなる…らしい。果たして、生きている間に達成できるだろうか?
読了日:01月15日 著者:アルボムッレ スマナサーラ
坂の上の雲〈6〉 (文春文庫)
ロシアに潜入し、国内革命を煽動した日本の諜報員、明石元次郎の活躍が6巻のメインかな。すごく面白かった。”好意にすがるより、金で仕事をする職業的間諜のほうが有能で、使いやすい”とする明石さんとは気が合いそうです。それにしても、着任早々列車から落っこちるアホな参謀の話や、ロシア軍艦の名称を水兵たちに覚えさせるための語呂合わせとか、面白すぎて吹き出しました。坂の上の雲を読んでいて吹き出す瞬間が来るとは想像していなかった。不覚(笑)。
読了日:01月14日 著者:司馬 遼太郎
サンタのおばさん
2001年の刊行ですか…意外。日本の子供たちにはゲームをあげればイイから日本サンタは楽だね〜とか言われてしまっている。それでイイのか、日本は? 既成概念を捨ててみよぉー。一見突拍子もないと思われるような発想をこそ大事にしよー。見た目にばかりこだわってちゃいけないよね、うん。そ〜んなことをクリスマスが過ぎて、年も明けてから考えるわたし。
読了日:01月13日 著者:東野 圭吾
坂の上の雲〈5〉 (文春文庫)
旅順の攻防がロシア側の降伏という形で幕を下ろそうとしたとき、戦線にいた両軍の兵士が抱き合って踊ったり、酒を酌み交わしたりする光景があったという史実に対し、”人間というものが(中略)義務づけられることなしに武器をとって殺し合うということに適いていないことを証拠だてる”という著者の見解が述べられており、少し嬉しくなった。しかし全編日露戦争の話で疲れました。
読了日:01月09日 著者:司馬 遼太郎
モノ・コトづくりのデザイン
単に色やかたちといった”狭義のデザイン”ではなく、使い手がモノやコトに接したときに五感で何を受け取るのかまでを包括した”広義のデザイン”の価値を理解し、行動に移し、具現化している企業の紹介でした。それに気づく人が社内から出てくることがけっきょく大事っていう、そういう結論に達した感じ? あとは外部の視点を入れることの大切さ、かな。
読了日:01月08日 著者:川島 蓉子
坂の上の雲〈4〉 (文春文庫)
戦争で無能な上官の下に配属されることの不幸を思い知らされる巻。読んでいて苦しいです。この頃の戦争には当該国外から”観察武官”なる人が戦況の観察にきていたとか、戦争費用をまかなうために諸国で日本国債を発行したり、それを高く売るための情報操作が重要視されたり、ユダヤ人資産家からの援助をきっかけに日本の軍人さんたちが人種問題の深刻さを学んだりといった伏線の話がかなり勉強になります。
読了日:01月06日 著者:司馬 遼太郎
イランはこれからどうなるのか―「イスラム大国」の真実 (新潮新書)
年のはじめの一冊としてはあまりにもハードな内容でしたが、興味深い話のオンパレードです。大国の思惑に左右される中東の国イラン。そこに生まれ育った人たちの中に飛び込んだ日本人ジャーナリストが見て、聞いて、感じたことを惜しみなく披露してくれています。何の心配もなくこの国を訪れられる日が来るとイイな。死ぬまでに一度は行ってみたい国です。
読了日:01月01日 著者:春日 孝之