最後まで使い切りました
2011年01月06日(木) 12:46
UXいろいろ, 日本発信四方山話, 東京, サインやUIの話, モノ+コトの話昨年、ヒッソリと達成した小さな偉業があります。日めくりカレンダーを12月まで使うっていう、小さすぎる偉業です。
去年の2月のはじめ、一ヶ月めくり続けられたという快挙をご案内しました。ツッコミどころ満載の日めくりカレンダーだというのに、一日10円相当というお値段のおかげで一ヶ月も続いた!と妙な達成感に浸っていたものでしたが、なんとその後の11ヶ月間も、出張や旅行で長く家を空けたとき以外はほぼ毎日めくり続け、無事に12月31日分まで使い切りました。
年が明け、用無しとなったそのカレンダーを捨てる前に、わたし的ベスト3でも発表しようかなーというのが今日のお題です。
1月15日のデザインにはかなりの衝撃を受けました(写真[1])。真っ白。無の状態もまた一つのデザインなのですよね。冬のイメージにも合っています。同じことを二人以上がやろうとした場合、二人目のデザインは台無しになるし、実際に真っ黒というのが後半に登場したのですが、先んじた真っ白のインパクトの勝利でした。ちなみに裏面のデザインがうっすら透けてしまうってところは少し残念でしたがね。
続きまして8月26日のこぼれ落ちていくカレンダー(写真[2])。一日一日がこうやって減っていくんだな〜、今年ももう残りわずかだな〜っと思って、少し焦った夏の終わりを思い出します。ただのイラストじゃんっと思うようなデザインが多かったので、こういうカレンダー然としつつ、8月の終わりという絶妙なタイミングで今年の残り時間に気づかせてくれる巧妙なデザインでした。
最後は12月30日です(写真[3])。山の向こうに大きな太陽が昇ってきて、海にはその影がきれいに映っていて、そんな穏やかな初日の出を拝みながらゆったりした気持ちで新年を迎えたいなーと、年の瀬の忙しい最中にぼんやりと思いました。この日が12月30日であるということをイラストがしっかりと伝えてくれているのですが、分かりますか? 一年を通して多かったのは、イラストの意味をわざわざ文字で説明してしまっている駄作。そういう小細工の足されたデザインって少し残念ですよね。12月30日は、そういう逃げもなしで、すっきりキレイな日の出でした。
それにしても、日めくりはやっぱり大変だったので、もう買わないことにしようと思っています(笑)。このシリーズも今年は販売していないみたいだし。やはり縦デザインなのに、縦方向に自立しないっていうグラフィック以外のデザインがいちばんのダメでした。1月15日の写真なんて、裏で旦那が隠れながら支えていたりします。ご苦労様でした。めくり続けたわたしも、お疲れ様でした。