2010年12月の読書記録

2011年01月10日(月) 14:50

本&映画の紹介
10月、11月と、読書メーターへの記入をおサボりしてしまいましたが、気を引き締め直して12月分から復活。読んだらすぐに記入するってのをやらないとダメ。貯めたらダメ。12月も忙しくて読書は進みませんでしたが、年末になって加速しました。坂の上の雲を読み始めてしまったので、しばらくそれが続きます。

読んだ本の数:5冊
読んだページ数:1859ページ

坂の上の雲〈3〉 (文春文庫) 坂の上の雲〈3〉 (文春文庫)
正岡子規が志し半ばにしてこの世を去るところから始まります。かなりグッときているところで物語は日露戦争へと突入し、明治の日本を背負っていた人たちの名前が続々登場します。立場に応じてさまざまな苦悩があったことが語り伝えられる。とりあえず、地図を頭に思い描きながら読み進めるの、けっこう大変です。先が思いやられる。
読了日:12月30日 著者:司馬 遼太郎

坂の上の雲〈2〉 (文春文庫) 坂の上の雲〈2〉 (文春文庫)
明治初期の若者たちが意気盛んに学ぶ様子が印象的な展開。血気盛んに他国へ渡り、軍人としての天賦の才に知識を重ねようとする秋山兄弟と近代文学の礎をなすべく旧弊勢力と闘っていく正岡子規。教科書では覚えられなかった近代日本の有様を今更ながらに勉強させてもらっています。
読了日:12月22日 著者:司馬 遼太郎

坂の上の雲〈1〉 (文春文庫) 坂の上の雲〈1〉 (文春文庫)
龍馬伝を見終えた後なのでスンナリ入っていけました。幕末の混乱の中で新しい時代の波に飲み込まれつつも、自分の力で前進できることの喜びを噛みしめる若い人たちの気合いを感じさせてくれる出だし。全8巻と先は長いですが、どう展開していくのかワクワクです。
読了日:12月19日 著者:>司馬 遼太郎

闇の左手 (ハヤカワ文庫 SF (252)) 闇の左手 (ハヤカワ文庫 SF (252))
月のめぐりによって手を触れあうだけで変態を遂げる人たちの暮らす惑星<冬>の物語。ル=グィンが紡ぐその世界観に入り込むまでけっこう大変でした。ゴブラン氷原の横断旅行が始まる頃にやっと加速。死と向かい合わせの時空間を旅する二人のやりとりが美しく描かれれば描かれるほど、別れの時の重みが増します。
読了日:12月17日 著者:アーシュラ・K・ル・グィン

行きずりの街 (新潮文庫) 行きずりの街 (新潮文庫)
本を鞄に入れ忘れたので急遽、駅の本屋の平積みからチョイス。仲村トオルさまに惹かれただけ(笑)。昔の教え子を捜しに行く国語教師の正義感から物語がスタートするけれど、地元に残されている今の教え子は放置ですか?とかどうでもイイところをツッコミたくなるくらいの作品。んなことあるかいなっ!な部分が多かったように思いますが、約20年前の作品ということで私のほうがついて行けていないということだろう、きっと。
読了日:12月06日 著者:志水 辰夫