UXHKのご紹介

2010年11月24日(水) 18:20

UXいろいろ, イベントの話

今年のUPA(Usability Professionals’ Association)でも感じたことですが、最近、東南アジア&南アジアが元気です。

10月後半に始まった私の鬼スケジュールも、アメリカ発インド経由の仕事とアメリカ発シンガポール&中国経由の仕事が重なったのが一因でした。日本人の生活や日本語のWebサイトに関連する、というか直結するリサーチなのに、なぜかインドやシンガポールを回ってくるという事態が確実に増えてきています。なぜか…。アジアのトップ、アジアの牽引役、そういう立場を日本が果たせなくなってきている、あるいは日本が期待されなくなってきているということの証左のように思えてなりません。インドや中国を経由しても、まだ今はリサーチの対象に日本が上がっています。今後はそれもなくなっていくのかも…。そう考えると少し怖いですね〜。このままガラパゴス化が進んで、日本は本当に生き残っていけるのでしょうか?

 

[1] ランチは間違いなく美味しい… [2] 年度末のかき入れ時…

なんて不安をさらに煽るイベントのご紹介です(笑)。日本以上に元気な国のひとつ、香港を拠点に活躍するユーザビリティ&ユーザーエクスペリエンス屋さんが主催する UXHK(User Experience Hong Kong)というこぢんまりしたカンファレンスが2月に香港で開催されます。

UX戦略をどうやって社内に啓蒙していくべきか、リサーチで集めたデータをどのようにデザインに落とし込むか、携帯電話にまつわるUXリサーチとデザインの事例紹介、時間とコストの制約の中で最適なUXツールを選ぶ方法といった内容のワークショップ(午後いっぱい&どれか一つを選択)と各ワークショップのオーガナイザーを壇上に迎えてのパネルディスカッション(午前)、そして美味しい(に違いない)チャイニーズランチを一日で満喫するって〜ことのようです。翌日には香港の街に皆で繰り出して、香港に暮らす人たちの様子を観察して歩くという、何気にカンファレンス本番以上に面白そうな企画も準備されています。

小旅行も兼ねて行ってしまいたい気分120%ですが、年度末のかき入れ時で2月の中旬ってめちゃくちゃ忙しいのが通例です…。う〜ん、悩ましい。年度末の仕事を早めに切り上げられる方、ぜひ参加して感想をお聞かせください(ひと頼み…笑)。