日本人向けなるほどサービス
2010年08月24日(火) 08:23
UXいろいろ, 日本発信四方山話, ヨーロッパ所々方々, イギリス, モノ+コトの話セゾンカードさんから、ゴールドカードにしませんか?な案内をいただきました(写真[1])。最近はANAカードに集約するようにしているのでセゾンカードの出番は少なくなったのですが、上京前から長く使っているし、永久不滅ポイントも実はかなり貯まっています。カード会社としては、こうやってたまにDMを送って存在感をアピールするんですね。感心、感心。でも、会費を払ってまでゴールドカードにする必要性がないので即ゴミ箱行きとなるわけですが、中に大変興味深いキャンペーンの案内が同封されていたのでご紹介します。
キャンペーン期間中、ゴールドカードに切り替えると“オリジナルサイン”を作ってくれるのだそうです(写真[2])。
日本で使われる印鑑の代わりに、欧米ではあちこちでサインを求められます。だから私も、海外進出(笑)を始めた若かりし頃には一生懸命サインを練習しました。懐かしい〜。でも、「漢字のサインのほうがイギリスでは喜ばれるし、偽装もされにくいよ」という15年ほど前に友人からいただいたアドバイスを鵜呑みにして、パスポートやクレジットカードのサインは漢字にしちゃっています。今となっては漢字のサインも全然喜んでもらえないけれど…。確かに当時はまだクレジットカードでの支払いを嫌がるお店があちこちにあって(イギリスでの経験談)、でも漢字でサインをした途端、「これ何語? どうやって書いたの? もう一回、この紙に書いてみてくれない?」みたいなコミュニケーションが生まれて、気持ち良く買い物を済ませられるという魔法を何度も目の当たりにしました。
でも、漢字のサインは画数が多くて、書くのに時間がかかるんですよね…。ってことで私は英語のサインと漢字のサインを併用していますが、まさかサインのデザインをしてくれるプロが存在したとは驚きです。しかし日本人向けになかなか考えたサービスではありますよね。“オリジナルサイン デザイン”というキーワードで検索してみたら、セゾンカードのキャンペーンよりも上位に、IDEOなる会社がヒットしました。はて、どこかで聞いたことのある社名ですね(笑)。“イデェオ”と読むみたいです。ちょっと注文してみたくなったけど、値段の記載がないので尻込みします。サインにお困りの方はお試しください。(そして感想とお値段、教えてください。)