ブックカバーを広告に

2010年07月28日(水) 12:09

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書店で本を買うときに聞かれる「カバーはお付けしますか?」の一言。最近はこれを断って、お気に入りの素材やデザインのブックカバーを愛用する人をよく見かけるようになりました。な〜んて話を先日かきましたが、ブックカバーは元々、購入済みの本であることの印として使われるようになったこと、そして書店独自のカバーを用意することでお客さんに“歩く広告”の役割を果たしてもらおうと本屋さんが目論んだことがその背景にあるってことでしたよね。(という話の記事はこちら。)

 

[1] ブラジャケの数々 [2] お気に入り伊勢丹バージョン [3] リバーシブル&しおり付き

その“広告の役割”に目を付けた“ブラジャケ”なるものがあるのをご存知ですか? “ブランド・ブックジャケット”の略で“ブラジャケ”だそうです。文庫サイズの紙製で、書店に設置されている専用ラックから、本を買わなくても自由に持ち帰ることのできる無料のブックカバーです。なんで無料かというと、広告だからです。これまで映画の公開やCDの発売などにあわせたプロモーションツールとして制作され、配布されてきたそうで、わたしの手元にあるもの(写真[1])の中にも、Mr.Childrenのアルバムジャケットと同じデザインのものがあります。NECや丸美屋のCMでお馴染みのキャラクターものもあります。どれも素敵だけど、わたしの一番のお気に入りはなんといっても伊勢丹です。写真[2]は文庫本にその伊勢丹ブックカバーをかけたところ。ほら、とてもカワイイです。右側に飛び出している部分は、折り込んでしおりとして使います。あらあら便利。

おまけに両面刷りなので、リバーシブル。その日の気分によって着せ替えることが可能です。写真[3]は伊勢丹ブックカバーの裏面を使って、しおりを折り込んだところ。しおり部分には伊勢丹ホームページのURLが印刷されています。

ちなみに、裏面には“これぞ広告”な情報を印刷することもできるようです。たとえばNECバザールでござーるの裏面にはNECが製造販売しているパソコンの広告が刷られていますし、劇団四季のミュージカルWICKEDの裏面には舞台のスケジュールや予約方法などに関する情報が印刷されていました。広告としての使い道、いろいろと考えられそうですね。紙ペラのチラシでは受け取ってもらいにくい広告も、受け取ってから別の使い道があるとなれば道行く人の関心を引きます。広告も、安直に打つばかりでなく、受け手のニーズや受け取るときの状況などまで考慮して、クリアファイルを使った封筒や手提げ袋を作ってみたり、チラシをブックカバーにしてみたり、打つ手は他にもまだまだ考えられそうです。