ロゼッタさんとの対話

2010年07月16日(金) 14:27

UXいろいろ, 日本発信四方山話, 東京, モノ+コトの話

スペイン語の勉強、ガンバッテ続けています。毎日30分ずつくらい、仕事や家事の合間の良い息抜きになっています。

 

[1] エラー2123って何? [2] 更新したはずなのに… [3] 猫がやたらと登場する(泣)

そんなある日、アプリケーションでエラーが発生しました(写真[1]) 。
左上にある“2123”という数字は、エラーの種類や内容をユーザーではなく、作り手にだけコッソリ伝えるための記号に違いありません。私が直面しているエラーがどんなものなのか、その状態から脱するために必要な手立ては何かなどは一切示されていません。取り得るアクションは、“アプリケーションを終了する”だけです。他に手がないから仕方ありません。アプリケーションを終了しました。そして再度、アプリケーションを立ち上げましたが、同じエラーメッセージに直面するばかりで埒があきませんでした。パソコンの再起動を試そうかと思いましたが、サポートセンターの対応を見る良い機会なので電話をしてみることに…(意地悪ですね…笑。でも職業柄仕方ありません)。

サポートセンターの電話番号を調べるのも骨の折れる作業でしたが、とりあえずサポートしてくれるお兄さん(以下ロゼッタさん)に繋がるところまで到達。“2123”という番号のエラーが出て困っていることを伝えました。すると「そのエラーはパソコンの再起動で回避できる場合が大半ですので、まずはパソコンの再起動をお試しいただけますか?」と即答です。

その後、再起動が終わるまでの沈黙に耐えきれず、「そんな簡単なお話であれば、エラーメッセージの中に“パソコンを再起動してください”と一言書いていただけると親切ですね」と私。ご立腹な雰囲気のユーザーの気を落ち着かせるためにロゼッタさんはすぐに謝りました。そして謝罪の言葉の後に、「ですが、パソコンの再起動で必ずしも状態が改善するわけではありませんので、そう書くこともできないのです…」と言い訳めいた発言が続きました。「でしたら、“まずはパソコンの再起動をお試しください。それで改善されない場合はサポートセンターまでご連絡ください”みたいに書いてはどうですか〜?」と私。「あ、その場合はサポートセンターの電話番号も書いてくれると嬉しいですけど、国や地域によって番号が変わるからそれは難しいですね。であれば、どこを見れば電話番号を知ることができるかを教えてくれると良いかもしれません。クイックスタートを見ろ!とか、ユーザーズガイドの何ページを見なさい!とかね」と、いつになく親切な無料コンサルティングです(笑)。

なかなか再起動が完了しないので、ついでにレッスン中の疑問を解決してもらおうか…と思い、尋ね始めたのですが、話している途中でそんなことを聞いても事態はさして変わらないし、このロゼッタさんが納得のいく説明をしてくれるとも思えなかったので、「いや、やっぱり良いです。細かいことを気にせず、言われるとおりにレッスンを進めていけばイイんですよね?」と話を中断すると、ロゼッタさんは言いました。「はい、そうですね。直感的に進めていただければ成果が出てくると思いますので…」と。

インストールとか、直感的にやってたら一生終えられない感じだったんですけども…と、私が心の中で思ったのは言うまでもありません。そして今日のレッスンを始めようと思ったら、インストール時の悪夢を思い出させる“アプリケーションの更新プログラム”に関する案内が出ました(写真[2])。また?とか思ったけれど、実は、インストールのときのアプリケーション更新、2回も実行したつもりだったのに、完了していなかったっぽいです。なんで? う〜ん、謎だ。更新を達成しないままレッスンを続けていて良いのだろうか? いつかもの凄く困ったことになったりするのだろうか? う〜〜ん。

という具合に、レッスンの合間で時折こうした壁にぶつかるという興味深いアプリケーションになっています。で、レッスンの成果は出ているのかって? 私にとっての一番の苦痛は、大嫌いな猫の写真がレッスン画面にしばしば登場することです(写真[3])。27インチの巨大ディスプレイに、猫の顔がド・アップになるのは耐え難い苦痛なのでした。でも、ガンバリマス。