手提げ袋クリアファイル〜新アレンジ

2010年07月13日(火) 14:43

UXいろいろ, 日本発信四方山話, 東京, モノ+コトの話

クリアファイルを封筒にしたり、手提げ袋風にアレンジしたりして資料配付に使うケースをこれまでにも何度か紹介してきましたが、ブックフェアでも活用されていました。ジワリと浸透してきている感じです。

以前ご紹介した手提げ袋風クリアファイルとそっくり同じものを、日本漢字検定能力協会が漢字検定と関連参考書の紹介をするのに使っていました。切り取って使えるクリアファイル部分がA4サイズですし、切り取って捨てることになる部分に大きくロゴを入れたり、参考書の広告を印刷したりしていたため、手提げ袋全体としてはA1サイズくらいまで大きなものになってしまっていたのは、やはり少し残念でした。かなり嵩張って、鞄に入らず不便です。それでも、ただのクリアファイルに入れているよりも受け取ってもらえる確率は上がっているように見受けられました。作りすぎたっぽくて、それでも大量に余っていましたけれど…。

 

[1] B4サイズの手提げ風 [2] 手提げのまま使う工夫 [3] 中身が滑り落ちません

写真[1]は今回初めてお目にかかった新型です。クリアファイルの長辺側に手提げを設け、余計な広告の印刷を省くことで、袋全体のサイズをB4くらいに抑えられています。これは鞄に入れやすくて便利。もちろん小さなハンドバッグには入りませんが、ビジネスマンが携行する鞄にはさほどの無理なく入りそうな印象です。おまけに、クリアファイルにせず、このまま手提げ袋として活用し続けることまで想定した作りになっていました。持ち手を作るために切り取ることになる部分を写真[2]のように折り込んで、切り込み部分に差し込み、袋の上部がパカパカ開くことのないように留めることができるようになっています(写真[3])。これで、中身が誤って滑り落ちるのを防げますね。ちょっとした進化ですが、なにげに結構かんがえられています。