生イナバウアー
2010年04月12日(月) 15:13
日本発信四方山話, 東京国立代々木競技場で開催されたStars on Ice Japan Tour 2010へ行ってきました。病み上がりの外出で、いきなり少し遠出。ドキドキでしたが、荒川静香さんのイナバウアーと浅田真央選手のトリプルアクセルをどうしても見たくって。(チケットがバカ高かったから捨てる勇気を持てなかったというのが本当のところですが…。)
バンクーバーオリンピックで大活躍した現役の日本選手はもちろんのこと、女子銅メダリストのジョアニー・ロシェット選手や、ペアの金メダリストである申雪&趙宏博組、アイスダンスの金メダリスト、テッサ・バーチュー&スコット・モイヤー組なども踊ってくれるという、とにかくもの凄い顔ぶれで、ボチボチの席で一人19,000円という高値でしたが、奮発してアリーナ席(25,000円)にしなかったことを後悔するくらい見応え十分でした。
普段はシングルで踊っている選手達が、この舞台のためにちょっとした団体演技を準備してくれていたりもして素敵。もちろん高難度の技があるわけではないけれど、複数人で演技をあわせるのはきっとすごく難しいはずです。世界選手権のエキシビジョンで即席ペア演技を披露してくれた高橋大輔選手と浅田真央選手が、「ペアって本当に難しい!」と言っていましたよね。腕の長さや跳躍の高さ、回転のスピードなどが違う選手同士、特に男女がピッタリに揃った演技をするのは素人考えでも相当に難しそうです。だから、申雪&趙宏博組やテッサ・バーチュー&スコット・モイヤー組の演技は、本当にうっとりするほど揃っていて、感動でした。
浅田真央選手のジャンプは安定感があって文句なし。荒川静香さんはジャンプで転倒してしまったけれど、イナバウアーを二度も見せてくれました。衣装の早着替えなんかも(笑)。高橋大輔選手と安藤美姫選手は、シーズンを闘い終えた脱力感からかちょっと精細を欠いていたように思います。そんな中、小塚崇彦選手の締めのスピンは極上でした。かつて男子フィギュア界を背負っていた本田武史さんも出演していましたが、(ファンに怒られそうだけど…)見るからに重そうな身体でシャープさゼロ。この面子の中にいるとかなり見劣りする…。
来年は、緊張感たっぷりの競技会の様子を見に行けると嬉しいな。