東京タワーが消灯

2010年03月28日(日) 14:59

UXいろいろ, 日本発信四方山話, 東京, イベントの話

昨日3月27日、20:30からの1時間はEARTH HOURでした。2007年3月、オーストラリアのシドニーで幕を開けたイベントで、当初はシドニーの220万世帯と企業が1時間に渡って電気を消し、地球温暖化に立ち向かう意思表示をするという意図で始まったローカルのイベントでした。その取り組みは瞬く間に世界へ広がり、4回目を迎えた今年のEARTH HOURには100ヶ国以上の国、500万人以上のサポーターが参加を表明する一大イベントにまで発展したそうです。日本から参加した自治体は原爆ドームを抱える広島市と(なぜか)東京都杉並区でした。市をあげて参加した広島の様子が気になりますが、そのためにわざわざ広島へ飛んではEARTH HOURの主旨に反して二酸化炭素をばらまくことになるので、東京にて待機です。東京タワーが1時間消灯するというので見に行ってきました。

 

[1] 存在感たっぷりの東京タワー [2] 少し光りが和らぎました [3] そしていよいよ消灯

写真[1]は東京ミッドタウンから遠くに東京タワーを眺めたところです。右上に恍惚と輝く球体は月ではなく、ミッドタウンのイベントで空に上がっていた似非月ですのであしからず。EARTH HOURまでまだ1時間以上。東京タワーは普段と同じように存在感たっぷりに光を放っていました。

ミッドタウンからではちと遠すぎるということで、30分前に移動を開始して、東京タワーの麓までモリモリ歩いてみました。到着したときは写真[2]のように、少し控えめな感じでライトアップされていました。右上に写っている球体は、今度は紛れもなくお月様です。東京タワーとお月様。絵になりますね。とある漫画を思い出してウルウルきました(なんのこっちゃ…)。

そして待つこと5分くらい。何の前触れもなく、静かに電気が消えました(写真[3])。いやはや、地味なイベントですね(笑)。本当ならそれからさらに1時間待ってライトアップが再開される様子も見たりするところでしょうが、昼から遊び歩いていた我々はもうクタクタだったので帰宅の途につきました。そして帰宅した我々は普通に電気をつけてしまったのだった。まだEARTH HOUR終わってなかったのに…(泣)。ゴメンナサイ。東京タワーの消灯を見ることがイベント化してしまっていて、本来の主旨がどこかへ飛んで行ってしまっていました。あぁ〜、不覚。

ということで自らのアホぅさ加減を反省し、夏至に行われる1000000人のキャンドルナイトに参加することをここに表明します。今度は、電気だけ消して、テレビ見てたり、パソコンに向かってたりすることのないように気をつけよう。