クレヨンのような書き味

2010年02月09日(火) 06:10

UXいろいろ, モノ+コトの話

出張を前に新調した文房具のご紹介。一つ目はステッドラーのテキストサーファー ゲルです(写真[1])。クレヨンのような書き味を売りにする蛍光マーカーで、最近、女子中高生の間で大人気らしい。豊洲のららぽーとに入っている結構おおきな文房具屋さんへ買いに行ったら、大人気というだけあって本当に売り切れていました。メーカーのサイトによるとイエロー、ピンク、そしてオレンジの三色発売中のはずですが店頭には一色も、一本もありませんでした。

 

[1] 固形ゲルの蛍光マーカー [2] クレヨンのような書き味 [3] 試し書きにはサンプルを

品川のecuteに入っている丸善にて発見した旦那がゲットしてきてくれたのでなんとか出張には間に合ったというわけです。が、PCでノートをとる仕事だから、あんまり蛍光マーカー使わないんだけどね…(笑)。

家で試し書きをしてみたところ(写真[2])、クレヨンのような書き味というのにはとても納得。なんか柔らかいの、感触が。ゲル部分が使った分だけ削れていく感じもクレヨンっぽいし、油断すると書きムラができるところもクレヨンっぽさを加速します。

従来の蛍光マーカーは、水性インクが蒸発しやすいということでフタを開けっ放しにするのは基本NGだと思いますし、フタをしていても長く使わずにいるとすっかり乾いてしまって使い物にならない、なんてことがよくあります。一方この固形ゲルタイプの場合は蒸発の心配が少ないらしく、最後まで無駄なく使い切ることが叶うかもしれません。でも、試し書きをするとペン先が減って不格好になってしまうので、店頭でもお好きに試し書きしてくださいって感じにはできないという難点があります。もちろん、1本サンプルを用意すればイイだけだからたいした問題ではありませんが、写真[3]のようにしっかり封をしなければならないということでもあり、その封がなかなかガッチリしていて開封しにくいというのはちょっと気に入らない。それから、フタをお尻の部分にはめることができないため、マーカー使用中はフタのやり場に困ったり、なくしてしまう危険性も上がったり、とユーザビリティ的には改善の余地がありそうです。 今回の大ブレイクで利益が出たら、デザインとユーザビリティの改善、してください。