湯の勢いに負けないために
2010年02月05日(金) 17:39
UXいろいろ, 日本発信四方山話, 東京, おいしいモノの話, モノ+コトの話ちょうどわたし達が帰国した頃に大々的にCMが打たれていた伊藤園の紅茶ブランドTEAS’ TEA(ティーズティー)。留守の間にたくさんの新商品が出ては消え、出ては消えしたのでしょうが、これは帰国後半年たっても店頭に並んでいます。大人気みたい。おまけに最近、ティー・バッグタイプも発見しました(写真[1])。これなら甘みを自分で調整できるし、温かい紅茶を楽しめるし、かなりわたし好み。
ティー・バッグ自体は最近はやり?のテトラパック(三角錐)型で、持ち手の紙はいたってシンプルな白い紙(写真[2])。でもなぜか、U字の切り込みが入っています。その切り込みとちょうど直角に交わるように紐がついていて、なんか変なの…というのが最初の印象でした。最初の1〜2回は、マグカップの外にこの持ち手部分を垂らしてお茶をいれていたのですが、何度かやっている内に閃めいちゃった! 写真[3]のようにマグカップの縁に引っかけるための切り込みなんですよ、これ。
お湯を注ぐとき、持ち手の紙が湯の勢いに引っ張られてマグカップの中に入ってしまった経験、ありませんか? 熱々のお湯を注いだ後だから、指ですくい上げるのは勇気がいるし、かと言って、スプーンですくえば洗い物が出ちゃう。せっかく手軽なティー・バッグを使っているのに洗い物を出すなんて…。いやしかし指を入れるのは熱かろう。そんな要らない葛藤を、このU字の切り込みがなくしてくれるのです。紐をつける角度も、実は考えられたものだったのですね〜。紙をマグカップに引っかけるときに邪魔にならないようになっています。紐が下手な位置についていたら、せっかくの切り込みが台無しになっちゃいますからね。
おかげで指先の火傷は防げるし(笑)、洗い物を増やす心配もなくなるし、こんなちょっとした工夫で大満足です。切り込み、定番にな〜れ。