何両目の何番目?
2010年01月13日(水) 20:53
UXいろいろ, 日本発信四方山話, アジアのそこここ, 東京, サインやUIの話, 韓国最近、大江戸線に乗る機会が増えました。知らなかったんですが、けっこう混んでるんですね。利用者、多いみたい。それはともかく、大江戸線のホームで地下鉄が来るのを待っているときにふと気付きました。乗車位置を示すインフォメーションがいつも使っている有楽町線のものと微妙に違うことに。
有楽町線月島駅のもの(写真[1])は“○②○”や“○③○”となっています。“この乗車位置には2両目(もしくは3両目)の車両が止まります”ということで普通に分かりやすいです。
で、大江戸線青山一丁目駅のもの(写真[2])は“②○○”となっているのが分かるでしょうか? “この乗車位置には2両目の車両が止まります”というのは同じ。でも、“この乗車位置は2両目の3つあるドアのうち、いちばん後ろ側です”ってことが分かるようになっています。大江戸線の車両は、他の路線のものと違って、使われている車両によってドアの数が違ったりはしないみたい。だから出来ることだと思いますが、そこまで知る必要があるのだろうか?と、素朴に思ってもみたり…。今どき、“5両目の6両目側ドア付近で!”とかって待ち合わせしないし(昔もしないか笑)、いったいどんなときに利用されることを想定する情報なのだろう?
写真[3]は韓国の地下鉄です。ホームの足下に表示されていました。乗り口の右側には優先席があるってことや、降りる人が乗る人よりも優先でドアの中央を開けて待ちましょう!ってことが分かるデザインになっていてよく出来ています。そして“3-1”という数字から、この乗車位置が“3両目の1つ目のドア”であることも分かるようになっています。
どの乗車位置がどのドアにあたるのかを知る必要ってあるのかな?とぼんやり考えていて思ったのですが、これは乗客のための情報ではないのかもしれません。地下鉄車内やホームで事故や事件が起きたときに、駅係員や警察が現場を正確に把握するための情報なのかも…。本当のところが分からないので推測止まりですが、モヤっと感が薄れてなんとなくスッキリ。