見えていない輪郭 展

2009年11月06日(金) 22:15

UXいろいろ, 日本発信四方山話, 東京, イベントの話

Tokyo Midtown DESIGN TOUCH 2009の一環なのかどうかよ〜分かりませんが、日本が誇るプロダクトデザイナー深澤直人さんと広告写真の第一人者である藤井保さんの個展、見えていない輪郭展を見てきました(写真[1])。こちらは東京ミッドタウンの脇にどど〜んと建つ21_21 DESIGN SIGHTというところで2010年1月31日まで開催しています。ちなみに、入場料は大人1,000円です。

 

[1] 見えていない輪郭 展 [2] トークショーはスゴイ人

「人々の無意識の要素から”ものの輪郭”を割り出し、そこにぶれなくはまるものをデザインすること」が自分の役割であると言う深澤さんのデザインはいずれも素晴らしい!のはまぁ当然として、彼の作品の数々が一堂に会した様子をみて私が驚いたのは、その大半を私が知っているという事実でした。深澤さんの作品として知っているのではなく、「あっ、これ素敵だな〜」とか、「このデザイン、上手にできてるな〜」とか、そんな風に思っていたものが深澤デザインだった、というものがたくさんありました。

会場に到着したとき、ちょうど深澤さんとオランダのデザイナーさん(お名前は失念。スミマセン)がトークショーというか、講演会というか、なんにしろ聴衆を前に喋っていらして(笑)、会場は階段から通路から居られるところはぜんぶ聴衆席に様変わりするくらいに人で埋まっていて、深澤さんを目指す若いデザイナーが国内外から集まっているという感じでした(写真[2])。デザイナーを志すなら、確かに目標のひとつになっちゃいますよね、深澤さん。昔、IDEOが日本に事務所を構えていた時期があるのですが、そのときのトップは深澤さんだったらしいです(Bill Moggridge談)。一昨日紹介したIDEOの展示やワークショップが実現しているのも、深澤さんの尽力あってのことなのかもしれません(私の勝手な推測ですが…)。

いつか、深澤デザインの風呂桶に肩までどっぷり浸かってリラックスしたい。