世界の美味三選

2009年10月06日(火) 20:21

UXいろいろ, ヨーロッパ所々方々, おいしいモノの話, オーストリア, スペイン, フランス

昨日の日記を読んですっかりお腹を空かせてしまった皆さん、だめ押しです。この一年に世界各地で食べた美味なるお食事を三品選んで紹介しちゃいます。

 

[1] フランス発ムール貝のスープ [2] スペイン代表チャンピニョン [3] オーストリアで発見四角いパスタ

フランスはモン・サン=ミシェルに、長い歴史を持つオムレツ屋さんがあります。島を訪れる巡礼者たちのためにと開かれた宿、La Mere Poulard(ラ・メール・プラール)では、当時の宿主であるヴィクトル・プラールの妻、アネット・プラールが温かい食事で巡礼者たちをもてなしたと言います。中でも評判を呼んだのは、ふっくら熱々の巨大オムレツ。むか〜し昔、まだ陸と島とを結ぶ堤防のなかった時代に、遙か彼方から徒歩で巡礼に訪れた人々にはきっと何よりも嬉しいもてなしだったことでしょう。で、私が紹介したいのはそのオムレツ!ではなくて(笑)、オムレツと一緒にオーダーしたムール貝のスープ(写真[1])です。話のネタにオムレツ食べようってくらいの軽いノリで訪れたレストランだったので、正直まったく期待していなかったんです、オムレ ツには。実際、噂どおりそこそこ程度の味で感動はなし。ところが、ついでに頼んだスープの美味しさにのけ反りました。ぜひもう一度、食べたい一品です。

続いてスペイン。マドリッドはマヨール広場の脇にあるMeson del Champinon(メソン・デル・チャンピニョン)というお店で食べたチャンピニョン=マッシュルームの鉄板焼き(写真[2])。マドリッド在住のお友達に連れて行ってもらったのですが、これは本当に美味しかった。ビールがすすむ、すすむ。生ハムを乗せたブラウンマッシュルームにバジルと、これでもかっ!というくらいたっぷりのニンニクに、オリーブオイルをやっぱりたっぷり振りかけて、鉄板でじっくりさっくり焼き上げた酒の肴です。写真を見ただけで、生唾ごっくんですよぉ。

最後はオーストリアから。ウィーンの王宮近くで入ったレストランで食べたSquare Pasta with Cabbageです(写真[3])。訳すと、“キャベツ入り四角いパスタ”となっちゃって聞こえはいまいちですが(笑)、後で調べてみたら、元々はハンガリー の家庭料理とする説が有力なようです。四角いパスタ自体、どこでも売ってる感じではなく、オランダやアメリカでは見つけられませんでした。訪れた国々で唯一手に入れられたのはパスタの地元イタリアのみ。さすがイタリア。ちなみにお味はタマネギとキャベツから出る甘みが絶妙にパスタと絡み合って、本当に美味しかったです。残念ながら、レストランの名前や場所の記録はありません。次にウィーンを訪れたら、微かな記憶と勘でなんとか再発見したい! ガンバリマス、いつになるかは分からないけど…。

世界各地の美味なるお食事、と言いつつ、全部ヨーロッパ発になってしまいました。やっぱり、食はヨーロッパだな。ただし、オランダを除く(笑)。