大きければイイわけじゃない

2009年09月27日(日) 23:34

UXいろいろ, 日本発信四方山話, アメリカ縦横無尽, 東京, サインやUIの話, ヒトについて, モノ+コトの話, ラスベガス

使用頻度の高いボタンを大きくしてくれると助かります。ホテルのエレベータであれば、誰もがいちばんの頻度で押すボタン、フロント階のボタンを大きくしてくれると、迷わず押せて本当に楽チンですよね。

でも、ボタンを大きくすればイイってわけじゃないという話を今日はお届けしようと思います。

[1] 押せるところは小さいです [2] ロビーと地下には必ず止まる? [3] 点灯は目立たせるためでした

写真[1]は、横浜のとあるホテルのエレベータ。出入り口は1階に、フロントは2階にあるホテルで、客室のある3階以上のボタンよりも3倍大きなボタンを1階と2階に採用しています。確かにボタンは大きい。でも、押せるのは “1” とか “2” とか、数字の書いてある黒背景白抜き文字の部分だけで、”フロント”とか、”エントランス”とか書いてある部分は触っても反応しないのですよ、実は。押せる部分、むしろ小さいじゃないかっ。ボタン自体は確かに大きくなっています。でも、押せるところが小さくなっているんじゃ、意味ありませんっ。

次はラスベガスで利用したホテルのエレベータ。写真[2]は、ロビー階から私たちの部屋のある32階へ向かっているところです。ホテルのフロントとカジノがある”カジノ階(C)”と、プールやスパのある”地下階(B)”には必ず停止するように、常にボタンを押した状態になっている…のだと思いました、このときは。

しかし翌日、32階の部屋を出てロビー階へ向かおうと思ったときのこと。エレベータには先客が数名いらっしゃいました。写真[2]と同様に、C階とB階はランプが点灯していたので、上の階で乗ったお客さんがC階やB階へ向かっていて、すでにボタンを押した後だと思ったんです。だって、ボタンが点灯していましたから。

そして、私たちはまんまとB階まで連れて行かれました。ホントはロビー階(C階)で降りたかったんですけどね。実際には、C階もB階も押されていなくて、自動的に一番下のB階まで連れて行かれてしまったということです。C階とB階のボタンは、押すと写真[3]のように、”白く”光る仕様でした。私たちが”点灯している”と思ったのは、ボタンが押されているからではなく、デフォルトの状態だったんです。

滞在中、他のお客さんの様子を観察していたら、皆、同じように間違えてましたぁ(観察してないで教えてやれよっ笑)。ライトアップして目立たせようとした結果、かえってお客さんを迷わせることになってしまったということですね。残念。