ドカンと来る景色
2009年09月09日（水） 22:36
アメリカ縦横無尽, ナショナルパークグランドキャニオンの姿を遂に自分の目で見てきました。想像を遙かに超える規模の大自然が突如として眼前に広がったときには、文字通り息を呑みました。言葉は出ないのだけど、驚きのあまり口はポカ〜ンと開いたまま。そしてしばらくの間、その場を動けなかった。本当に、そのぐらいの感動でした。
 |
 |
 |
| [1] 少し雲の多い日でしたが… | [2] 雲の影がまた素敵 | [3] 崖っぷちに腰を下ろしてみてる |
サウスエントランスから国立公園へ入り、その足でMather Point（マーサーポイント）へ向かいました。サウスリム（コロラド川の南側）に点在するビューポイントの中でも、このMather Pointは特に人気のスポットで、公園を訪れる観光客がまず一番に訪れる場所としても知られています。ご多分に漏れず、我々もいの一番にそこを目指 しました。
グランドキャニオンを眼前にしたときの感動がひときわ大きいのは、Mather Pointに限らず、ビューポイントへたどり着くまでの道のりでグランドキャニオンの気配をまったく感じないからではないかと思います。たとえば、ヨセミテ国立公園の場合。エントランスを抜けて少しすると、遠くにエル・キャピタンやハーフドームの姿が見えてきます。車を停めて谷を見下ろすとマーセド川の流れが見え、角度によっては遠くにブライドヴェール滝が見えたり、ヴィレッジに近づけばヨセミテ滝の轟きや姿を確認したりできるようになる。つまり、感動の瞬間が少しずつ積み重なっていく感じ。じわりじわりと来るんです。一方のグランドキャニオンは、ビューポイントに立つその瞬間まで、その広大な渓谷の姿が目に入らない。だから、一気に来るんです。一気にドカンと来るから、動けなくなるくらい感激してしまうのではないかと。どっちの方がスゴイとか、イイとかいうことではなくて、どちらもそれぞれに素晴らしい。アメリカの国立公園は、規模という括りで言えばどこもかしこもスゴイ規模で圧倒されるばかりです し、どの国立公園でも日本では考えられない近い距離で野生動物に接することができます。セコイア国立公園では野生の熊に、エバーグレース国立公園では野生のワニに、そしてグランドキャニオンでも○○に出会いました（何に出会ったかは今日は内緒（笑）。エルクだけじゃないよぉ〜）。
とにかく、グランドキャニオンはオススメです。ラスベガスから車で約5時間。かなりアクセスが悪いですが、行く価値、絶対にあります！
