Segwayツアー

2009年08月20日(木) 11:44

UXいろいろ, アメリカ縦横無尽, シカゴ, ヒトについて, モノ+コトの話

Segwayに乗りました! なぜかシカゴで。しかもどしゃ降りの中(笑)。

 

[1] Grant Parkの噴水 [2] 乗車前のレッスン風景 [3] どしゃ降りの後の虹

サンノゼのTech Museumで無料試乗をして以来、その簡単さと爽快さにすっかり魅了され、Segwayに乗って公道を颯爽と駆けめぐる観光ツアーに行きたくて、行きたくてウズウズしていました。そこへチャンス到来です。知人を訪ねてシカゴを訪れたついでに奮発してSegwayツアーに参加してみることにしました。結構な値段なんですよ、Segwayツアー。私が利用した“Chicago Segway Tour”というまんまのネーミングの会社は、2.5時間のコースで大人一人65ドルでした(現金払いで6ドル引きになりますし、ツアーの時間帯によっても料金や乗車(?)時間が若干異なります。詳しくはホームページをご覧ください)。

私が選んだのは、夕焼けに彩られたシカゴの街を気持ちよく駆け抜けるLakefront Tourです。シカゴの観光名所の筆頭Navy Pierを出発し、お金持ちの皆さんのヨットが所狭しと並ぶヨットハーバー沿いの公園を南下して、シカゴっ子たちにはあまり評判がよくないらしい(ガイド談)Soldier Fieldの回りをぐるりと一周した後、大金持ちの寄付で実現したという巨大博物館Field Museumの前を横切ります。続いて、Grant Parkの彫刻を見学した後、芝生を豪快に横切って(通常コースなのか、イレギュラーなショートカットコースなのかは不明)Buckingham Fountain前へ移動し、それを眺めながらしばし休憩(写真[1])。噴水はやはり大金持ちの寄付で作られたもので、毎正時に9フィートの高さまで水が吹き上がるという演出があり、休憩がてら、その演出が始まるのを待ちます。まったり噴水の鑑賞を終えた後、Art Institute of Chicagoという美術館の前を横切り、Millennium ParkにあるCloud Gate(通称ビーン)やシカゴ市民5,000人の顔が映し出されるThe Crown Fountainなどを“盗み見”してから出発地点のNavy Pierへ戻るというコースになっていました。Millennium Parkは、Segwayツアーが公園内に入るのを許可してくれないらしく、私たちの姿を見るや、警備員が警戒を強めるというお決まりになっていました。だから“盗み見”するしかないのです。まぁ、それはともかく、なかなか見応えのある充実のコースでした。夕焼けに彩られるシカゴの街を気持ちよく駆け抜けるはずだったんです…。

が、ご紹介できる写真がほとんどありません。楽し過ぎて撮り忘れたのではなく、大雨だったからです。久しぶりにどしゃ降りに遭遇しました。出発前の練習を始めた段階(写真[2])ですでに雨はポツポツきていたのですが、まさかこんな大降りになろうとは…。「ポンチョを着て行きなさいよ〜」と受付のおばちゃんに言われて借りることにしましたが、ポンチョって、これ、ゴミ袋に穴を開けて、頭と腕を出せるようにしただけじゃないかよぉ…ってくらいのポンチョ。この日のどしゃ降りには少々役立たずでした(笑)。でも、ないよりはマシかぁって感じ。

写真[3]は、噴水を眺めながら休憩するツアー参加者の後ろに虹が差したところ。どしゃ降りに耐えてツアーを敢行した甲斐があった、と自分を納得させられるくらいには素敵な眺めでした(笑)。

で、肝心のSegwayですが、本当に簡単で、面白い乗り物です。でも、想像以上に疲れます。まぁ、当然と言えば当然。だって、立ったままですから。ちょっとした段差でも、油断して突っ込むとかなり腰に衝撃が来ます。乗っているうちに、スキーの要領で膝を少し曲げて、曲がるときにはハンドルの向きだけではなくて重心を少し左右に動かすようにする、みたいなコツも分かってきますから、慣れればもう少し楽に乗られるようになるかな? でも、重心を左右に振りすぎると制御がきかなくなってバランスを崩します。バランスを崩したときの対応は反射神経頼りな感じで危ないと言えば危ない。ブレーキは重心を後ろに持って行くというただそれだけなのですが、それもやっぱりなかなか頭に入らない。というか身体が覚えるまで時間がかかりそう。少しスピードを出した後に急ブレーキをかけようと思うと、一瞬考えてしまう。本当に危ない状況で急ブレーキってなると、考えている余裕がなくなるでしょうから、そうなったときに身体が前のめりにならずにいられるか…ちと心配です。 

今回はなんとか無事に2時間を楽しく乗ってきましたが、もう少し乗り慣れて油断した頃が一番危ないのかもしれませんね。