シニアアスリート大集合

2009年08月26日(水) 11:24

アメリカ縦横無尽, パロアルト暮らし, ベイエリア

アメリカには、“The National Senior Games Association”という非営利組織があります。そこの主催で、2年に一度、50歳以上のシニアな方々(“高齢者”と書くと支障がありそうなので…笑)だけが参加できる体育大会が盛大に開催されます。今年、2009年の開催地はベイエリアでした。8月前半、なんだかスタンフォード大学界隈にお歳を召した方々の姿が目立つなぁ〜と思われた方も多いのではないでしょうか? それもそのはず、会期中の8月1日〜15日には、アメリカ全土から10,000人を越えるシニアアスリート達がベイエリア、中でも多くの競技の会場となったスタンフォード大学に集まっていたのですから。

 

[1] ポスターは壁に描いちゃいます [2] 少し低めの表彰台 [3] 障害飛越の練習中

7月末、大学内のあちこちで写真[1]のようなポスターを見かけるようになりました。まさしくシニアゲームのポスターです。垂れ幕を下げるでもなく、紙に印刷したポスターを貼るでもなく、こうやって壁に描いちゃうところ、スゴイですよね。大会が終了したら、上から塗りつぶせば元通り。無駄なゴミも出ないし、風雨にさらされて(この辺はそもそも雨、降りませんけどね…)会期中にボロボロになってしまうようなこともない。アメリカのこういうところはエコで、効率もよくて素敵です。

写真[2]は、シニアゲーム用に用意された特設表彰台です。段差が少ないように思いますが、登壇するのはシニアな方々ですからね。無駄に高くする必要は確かにありません。シニアとは言え、皆さんアスリートですから、ぐ〜たらな生活を送っている私なんかより体力も筋力もある人たちばかりなのではないかと思いますが、競技によっては100歳を越える参加者もいたようですから、万が一に備えておくのは大切なことです。

さて、そんなシニアゲームをせっかくですから観ておこうと思い、数ある競技の中からEquestrian(馬場馬術)を選んで行ってみることにしました。会場は、スタンフォード大学の礎として以前ご紹介したRed Barnです。ウェブサイトで開催日程を確認し、いざ会場へ。

あれ? 若い人たちが障害飛越の練習してますけども…

馬場馬術って言ったら、乗蘭または燕尾服にトップハットをかぶり、白いキュロットをはいてビシッときめたいかにもお金持ちな感じの騎手が、毛並みの揃ったやっぱりお金かかってます的な馬を正確かつ美しく運動させる案外むずかしいスポーツなんですが、あれれれれ? なんで障害飛んじゃってんの?(写真[3])

これからレッスンに向かう感じの人や、馬を厩舎から出し入れしているスタッフの人に、シニアゲームはいつ?と訊いてみたけど、誰に訊いても「知らない」「分からない」と言われてショボ〜ン。午後から別の用事もあったのであまり長居することもできず、結局、障害の練習風景をしばし眺めて帰ってきましたとさ。後日ウェブサイトを見ても、競技の結果などは掲載されておらず、結局競技が催されたのかどうかも謎のままです…。お友達を誘って行ったりしなくて本当によかった(笑)。