BayCHI@Google

2009年07月23日(木) 23:37

UXいろいろ, アメリカ縦横無尽, イベントの話, パロアルト暮らし, ベイエリア

BayCHIという組織があります。 CHI(Computer-Human Interaction)にぶら下がるチャプターの一つで、文字通り、Bay Areaを中心に活動しているSIG(Special Interest Group)です。4月にボストンで開催されたCHIの会場でその存在を知り、こちらにいる間に顔を出してみよう、みようと思っている間に時が流れ、7月も末になってしまったのですが、今週やっと!行ってみました。

 

[1] Googleが今回の会場 [2] Netflixの方の講演 [3] Googleっぽい色遣いの会場

BayCHIは、月に一度、PARC(Palo Alto Research Center)で定例会を開くのに加え、やはり月に一度くらいの頻度で、BOFミーティングを開催しているようです(BOFは“Birds Of a Feather”の略で、同じような事柄に興味を持つ人たちの集まりを意味します。”類は友を呼ぶ”という表現が日本語ではいちばん近いですかね)。今週はそのBOFミーティングがGoogleで開かれました(写真[1])。ちなみに参加費は無料で、誰でも参加できます。興味のある方は、こちらのサイトで開催予定を調べて参加してみてください。

今回は、NetflixでUIエンジニアリングチームを束ねているディレクターのBill Scott氏が、近著『Designing Web Interfaces』の中で紹介している6つのデザイン原則をざっくりと解説するという内容でした(写真[2])。Netflixはもちろん、bing、Yahoo!、Google、Amazon、Flickr、Facebook、LinkedInなどなど業界の人なら絶対に知っているWebサイトやWebアプリケーションからの事例を使って、UIの好例と悪例をおもしろおかしく紹介してくれました。最近の流行りみたいなものが見えて大変勉強になりました。でも、Webは目まぐるしいスピードで流行り廃りを繰り返すから、ついていくのが大変です。ちょっとでもボケッとしていたらすぐに置いていかれそうな雰囲気(すでに追いつけていないのだけれども…)。

100人以上は集まっていたと思います(写真[3]/人が集まる前ではありますが会場の様子)。勉強熱心なのも、Bay Areaの特徴かな? でもスタート時間が19:30と少々遅め。仕事帰りに寄るにはちょうどイイ時間なのでしょうが、主婦(=私)にとっては出かけるのが億劫になる時間だったりします(笑)。8月の定例会、なんとか参加したいと思ってはいますが…。