日本と違う交通規則

2009年03月11日(水) 04:51

UXいろいろ, アメリカ縦横無尽, サインやUIの話, スタンフォード, パロアルト暮らし, モノ+コトの話

アメリカに来てからも、相変わらず助手席に座ってばかりで運転していません。 それでも、アメリカの交通規則を少しずつ頭にたたき込んで、いつの日かくる(はずの)デビュー戦に備えています。

 

[1] 右折車に注意!の標識 [2] 四方向すべてに一時停止義務 [3] 四方向すべてに一時停止義務

日本の道路事情や交通規則と違うところ、結構あります。右側通行というのは言わずと知れていると思いますが、最初に躊躇うのは赤信号での右折でしょうか。それを禁止しているところには、“赤信号での右折禁止。違反者には罰金○○ドル”と標識が出ています。逆に言うと、その標識がないところは、左から来る直進車と歩行者に注意すれば赤信号でも右折してよいということ。“赤信号なのに発進する”というのは、許可されていると分かっていても信号無視っぽくて感覚的に慣れないです。

それに、怖いのは自転車の存在。歩道を走ってくる自転車もあれば、車道を走ってくる自転車もあり、赤信号で右折するときには、自分の後方からやってくるかもしれない自転車の存在を常に意識しないと巻き込み事故につながってしまいます。写真[1]は、スタンフォード大学の敷地内で見つけた標識ですが、右折車と自転車の衝突事故に気をつけるよう注意喚起しています。写真にうつっている二人のように、自転車が信号を守っていれば事故は起こり得ませんが、こういう標識が立っているということは、事故が多いということでしょうかね。

続いて、信号のない交差点での発進ルール。日本では、どちらかの道路が優先になっていて、非優先道路に一時停止を義務づけているのが普通かと思いますが、こちらでは、四方向すべてに一時停止義務がある交差点が多いです。もちろん、幹線道路などの大きな道路は優先になっていて日本と同じ規則がとられていますが、住宅街を走る道路の多くでは、四方向すべてに一時停止義務を課しています(写真[2][3])。発進の優先順位は、一時停止をした順になります。

交通量の少ない交差点であれば何ということはないのですが、少し車が増えて、直進車と右左折車とが入り交じってくると、自分の順番を覚えるのが大変。少しもたつく車がいて、それを待てずにズルをして先に発進する車が出てきたりすると、もう大変です。自分がいつ行けばいいかぜんぜん分からなくなってしまう(笑)。

おまけに、自分の前の車が動くと、ついつられて後に続いてしまいそうになりますが、それは違反です。自分も一時停止線で止まって、自分よりも先に一時停止した車が行きたい方向へ進んだ後でなければ交差点に進入できません。

いずれにしても、下手をすると交差点での衝突事故ですから緊張します。この緊張感を持ってハンドルを握れば、大丈夫かな? デビュー戦の模様はいつの日かお伝えします(日程未定)。