Central Vacuum System

2009年03月07日(土) 05:31

UXいろいろ, アメリカ縦横無尽, パロアルト暮らし, モノ+コトの話

アパートのおもしろ設備をもう一つ。

 

[1] お掃除道具箱 [2] ホース差し込み口 [3] 使用後はホースがぐるぐる

私たちの住むアパートには“Central Vacuum System”が採用されています。 大家さんの部屋の隣にある物置のドアを開けると、お掃除キット(ホースや吸引口など)が収納されていて(写真[1])、必要なものを持って部屋に戻り、玄関脇にある穴にホースを差し込みます(写真[2])。すると、ブウォ〜〜〜と音が鳴って、掃除機が動き出すのです。

アメリカの家って、日本の基準で言えばどれも“大邸宅”。そんな立派なお宅を眺めながら、いつもちょっと羨ましいなぁ〜と思いつつ、でも掃除するの大変そうだから私は日本サイズの家で十分!なんて思っていました。このCentral Vacuum System、一般家庭にどのくらい浸透しているのか分かりませんが、各部屋、各階に差し込み口が設置されていれば、ホースと吸引口のみを持ち歩けばよくなるので、重たい掃除機本体を押したり引いたりする苦労や、本体が家具を傷つける心配なんかもなくなります。それに、排気が出ないので部屋の空気も汚れない。フィルターや紙パックの交換も不要です。いいところだらけですね。

で、実際に使ってみてどうかと言うと、吸引パワーが弱くて少々残念。建物もCentral Vacuum Systemも年季の入ったものなので、新しいものに代われば改善されるのではないかと思います(そんな設備投資を大家がするとは思えないから、私たちは既存のもので我慢しなければなりません…)。それから、ホースが重いっ。伸ばしたら何メートルくらいになるだろう? 10メートルくらい? 本体の重さがない分、楽々かと思いましたが、ホースだけで恐ろしく重かったです(笑)。それに、ホースが長すぎるおかげで扱いが大変。掃除が終わったら、ホースはなんだかよく分からないくらいぐちゃぐちゃに絡まっていて(写真[3])、元の姿(写真[1])に戻すのが大変でした。

結論。やっぱり日本式小型掃除機のほうが使いやすいです。