新居のご紹介〜アメリカ編

2009年02月22日(日) 14:54

アメリカ縦横無尽, パロアルト暮らし

実は、オランダにいる間に新居の契約(口約束ですが)を済ませてしまっていました。以前ご紹介した“元日本人”が経営するアパートです。内見もせずに、オーナーの言葉だけを鵜呑みにして住居を決めるのは危険だから、パロアルトへ行って、複数のアパートを見て、金額や条件を比較したうえで決めるべきだと私は主張しましたが、いろいろと親身になってくれた“元日本人”にすっかりほだされた旦那が、何の根拠もないくせに「きっと大丈夫」と言うので、ここに決めたという訳です。

 

[1] 3階奥の角部屋が我が家 [2] リビング。晴れてれば明るい [3] キッチン。電子レンジ見あたらず…

条件だけ聞けば、確かに問題がないように思えました。旦那が通うことになるスタンフォード大学までは自転車で楽々通える距離。おまけに歩いて行ける範囲に大型オーガニックスーパー(Whole Foods)やコンビニ(セブン・イレブン)があります。Caltrainの駅までも少し頑張れば歩けますから、サンフランシスコやサンノゼへも車を使わずに行こうと思えば行けちゃいます。旦那の事故を見て以来、運転をすることに対するモチベーションが激減している私にとって絶対に素晴らしい環境です。
犯罪発生率も比較的低いエリアですし、セキュリティゲートもあります。駐車や駐輪もセキュリティゲートの中にできるので安心。部屋は3階建ての 3階で、南東の角部屋(写真左/3階奥の角部屋)。Rent.comという賃貸物件検索サイトに掲載されている情報によると、部屋には、洗濯機、乾燥機、冷凍冷蔵庫、食器洗い機、オーブン、電子レンジなどが備え付けられているとのことでした。

そして、パロアルトに到着した雨の日に早速アパートを見に行ったのですが、「やっぱり見てから決めればよかった…」と思ったりなんかして(笑)。悪天候のおかげで、部屋の中はどんより暗く、グレーのカーペットがその暗さをさらに助長していました(写真中/リビングルーム)。想像以上に建物や部屋の作り、雰囲気が古いし、掃除も行き届いていないので特にお風呂場とトイレは汚くて、かなり憂鬱な感じ。そして最悪なことに、洗濯機、乾燥機、電子レンジが見あたりません。備え付けだって書いてあったのに、ウソつき。オランダでの半年間、共同の洗濯機で我慢をしてきた私にとって、部屋に洗濯機が付いていることは大きなポイントだったのに、無い。冷凍庫や電子レンジがあればお料理の幅も広がるだろうから、アメリカでの半年も体重と栄養を考えながらお料理頑張ろう!って思っていたのに電子レンジが、無い(写真右/キッチン)。オーナーから、到着早々に契約書へのサインを迫られたのですが、すぐにはどうしてもサインができなくて、一晩考えさせてもらうことにしました。オーナーの言い分としては、Rent.comに載っている部屋の設備は“すべての部屋に該当するものではない”ということで、その旨の注意書きもある、と。こちらとしては、すべての部屋に設備が整っていないのだとしたら、私たちに提供される部屋に設置されている設備は何で、何が無いのかを事前に提示すべきだと主張…したかったけど、あまりにも疲れていたので主張できなかったのが現実。だから、一晩考えて、翌日冷静にこちらの主張を伝えようと思ったのですが、その日のうちにオーナーから電話があって、「ベランダに洗濯機と乾燥機を新設するということでどうでしょう?」とのご提案。粘ってみるものだ。やりましたよ、洗濯機と乾燥機をゲット。そういうことであれば、それ以外のことには目を瞑ろうってことで契約書にサインしました。

頑張って掃除をして気になる、お風呂やトイレをピカピカにして、家具や小物でうまく部屋をデコレーションすればきっと素敵な我が家に変身するよ! と二人で励まし合っている今日この頃です。