駆け込みオランダ観光

2009年01月26日(月) 20:37

ヨーロッパ所々方々, オランダ

“いつでも行ける”は、“いつまでも行かない”と言い換えることができます(笑)。

 

[1] 真珠の耳飾りの少女 [2] マウリッツハウス王立美術館 [3] Winter scene

そういうわけで案の定、近場(=オランダ国内)を見逃しておりまして、急いでオランダ観光をしています。この週末は、ハーグという町へ行ってきました。日本を含む各国の大使館やオランダの諸官庁が集まる政治都市で、私たちの住むアイントホーフェンからは電車で1.5時間くらいのところにあります。

海が近いので、夏はきっと気持ちがよいのだと思いますが、現在真冬。おまけに雨風の強い日にあたってしまって町歩きは寒いだけで楽しくありませんでした。

でも、お目当ては屋内なので大丈夫。オランダを代表する画家フェルメールの“真珠の耳飾りの少女”(写真[1])を見るために、マウリッツハウス王立美術館(写真[2])へ行きたかったのですよ。シャープさんが液晶アクオスのCMで使っていた絵です。とても小さな美術館で、おまけに2階部分は改装中でした。所蔵の絵画が3階のワンフロアに詰め込まれていて、ちょっと手狭。ライトの当て方も適当で、立ち位置を工夫しないとよく見えない絵もあったりして少々不満でしたが、フェルメールの“真珠の耳飾りの少女”、“デルフト眺望”、それからレンブラントの“テュルプ博士の解剖学講義”などなど規模の割には見応えたっぷりでした。そんな中でも私が気に入ったのはHendrick Avercampという人が描いた“Winter scene”(写真[3])。17世紀初頭のオランダの様子を描いた絵で、凍った運河の上でスケートをして楽しむ人々の様子がとても可愛らしく、当時の服装やスケート靴などがたいへん興味深いです。

来週末はユトレヒトの“ディック・ブルーナ・ハウス”へ行く予定です。平日には、アイントホーフェンにあるPhilipsのランプ工場にも行かないと…。