2008年に出会ったダメ仕事人

2008年12月30日(火) 20:43

日本発信四方山話

今年を振り返ってみようかと思い始めた年の瀬。
ご存知のとおり、かなり怒りっぽい性格をしておりまして、私、今年もたくさんイラッときました。そんな中でも、怒りを通り越して呆れるしかなかったダメ仕事人3人をご紹介して、我が振りを正す反面教師にしたいと思います。

▼ダメ仕事人その1
NTTで住所変更届の電話受付をしているおばさん。
海外転出に先立ち、NTTの電話回線を止める手続きをしようと電話しました。かくかくしかじかと事情を説明し、出国時と帰国時の手続きを一番かんたんに済ませるにはどうしたらよいのかと相談したんです。出国時に“休止”、帰国時に“再開”の手続きをするのが一般的です、とのお話だったので普通にそれを受け入れようとしたら、「お客様の中には、ご実家などに住所変更するだけにして休止手続きをされない方もいらっしゃいますよ」という追加情報。へぇ〜、そうするとどんな利点があるのかな?と純粋に思った私がそのとおりに質問すると、「さぁ、利点あるんでしょうかね?どう思われます?」との返答。いや、「さぁ〜」ってあなた。そちらがプロでしょ?こっちが質問してるのよ。こっちの意見聞いてどうすんの!
相手するのもバカらしいので、普通に休止手続きをしてもらいました。

▼ダメ仕事人その2
日本通運の山口営業所にお勤めのおじさん。
うちの荷物の大半は、現在、山口の旦那の実家に置かせていただいています。空き部屋を段ボールでいっぱいにしてしまっていて申し訳ない状態です。
で、その荷物を山口の実家に搬入する際に出会ったのがダメ仕事人その2。
東京で荷物の搬出をしてくれた同じく日通の職員さんたちは、それは見事な手さばきと判断で、てきぱきてきぱき完璧な仕事をしてくれました。山口へ運ぶ荷物には連番を振ったうえに、それぞれの中身を簡単にメモ書きした一覧まで用意して荷物と一緒に届けてくれると言うではありませんか。今まで、“安”引越屋しか使ったことがなかったので感心しました。お金をとるところは、相応のサービスをしてくれるものなのですね。
ところが、山口に到着した荷物に、その一覧がはいっていなかったんですよね、残念ながら。それに気づいたダメ仕事人その2は、「東京のミスですかね…、そんな一覧は見あたりません」と一言。一応さ、同じ会社の人間なんだから、あっちのミスとかこっちのミスとか言ってんじゃないよ。
ところがこれは序の口に過ぎなかった。トラックで運ばれてきた荷物を全て実家に運び入れたダメ仕事人その2が、「これで全部で間違いないですか?」と聞くので、「そんなこと聞かれても分かりません」とこちら。番号順に運び入れられたわけでもないし、これらの荷物を開梱するのは1年以上先になるし、何かが足りなかったとしても気づくのは来年の秋になりますけども、そのときは連絡すればよろしいですか? と意地悪な発言は私。「そういうことでしたら、荷物を運び入れるときに番号とか数とか確認していただかないと…」とダメ仕事人その2。えぇぇぇぇぇ、それこっちの仕事? んなバカな。預かった荷物が何個で、届けた荷物が何個って、確認するのそっちの仕事でしょう〜が!
さすがに、これには呆れた、と後に旦那も言っておりました。

▼ダメ仕事人その3
銀座にある松本平太郎美容室パート5の男の美容師。
空港へ向かう前日、美容院へ行きました。引越のバタバタで行きつけのお店へ行く時間がなかったから、マンションを引き払ってから滞在していた新橋のホテルから歩いて行けるところを探して行ったのがこの美容室だったんですが、失敗でした。カットの腕はまぁ、そこそこ。一応、銀座のお店だしね。でも、その“銀座のお店”っていうのが失敗だった。確かに、銀座勤めのキレイなお姉様たちが毎日とか普通に通うお店に行って、「明日から1年海外なので、1年もつ髪型にしてください」とかいうふざけた注文(笑)。やる気がなくなるのも分かる。でも、扱いはあまりにもぞんざいだった。濡れた頭のまましばらく放置されたくらいにして。担当以外の美容師たちが、「このお客さん、何待ち?」みたいな感じでソワソワしたり、「放っておいていいの?」みたいな感じで目で会話してたりするのが、引越で疲れ切っている私にもビシビシ伝わってきました。担当の美容師は、いつの間にか控え室みたいなところに引っ込んでいたみたいで、店長らしき人が、私に気づかれないようにと必死に平静を装いながら呼びに行ったりして、まぁ、観察してるのは結構おもしろかったです。
そしてだめ押しは、戻ってきた担当から「お待たせしました」の一言もなかったこと。何事もなかったように無言でブローを始めたから、こっちも軽く驚いたけど、もう二度と来ないからいいや〜と思っちゃった。まぁ、向こうも同じように「こんな二度と来ない客はどうでもいいや〜」って思っていたんでしょうね。お互いさま、か。
日本に戻ったら、電車賃をかけてでも、関内で行き着けていた美容院へ行こうと思います。

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オランダに来てからも色々ありましたが、オランダ人もオランダ語も分からない私なので、彼らの仕事っぷりを蘊蓄できない。ってことで、日本のダメ仕事人ばかりになりました。どんな仕事をするときも、同業や同僚の評価を下げることに繋がるような仕事の仕方はしたくないですね、というのが結論です。来年も頑張って、よい仕事をしたいです。