オランダ自転車事情
2008年11月18日(火) 01:14
UXいろいろ, ヨーロッパ所々方々, オランダ暮らし, モノ+コトの話オランダは自転車大国です。 雨にも負けず、風にも負けず、オランダの人たちは毎朝自転車で職場や学校へ向かいます。
そんな自転車生活が当たり前の人たちですから、子供ができたからといって、移動手段を自転車から車や徒歩に替えることは難しいのでしょうね。代わりに、子供を連れていても自転車で移動できるように、とあれこれ考えてきたに違いありません。
町でよく見かけるのは、写真[1]のような、ハンドルと前車輪との間に子供が座れるカゴがついた自転車です。二人並んで座れるようになっていて、シートベルトまでついています。写真の女の子はシートベルトしてませんけどね…。確かに、こういう作りだと、急ブレーキかけようものなら子供が前にすっ飛んでしまいますから、シートベルトは大事です。この子も、長距離移動の際にはシートベルトをするように親に言われるに違いありません。
写真[2]の自転車は、前例と似ていますがちょこっと違います。前輪が二個ついていて、その二輪の間にカゴが備え付けられています。このカゴに乗っていたのは、まだ自力で座っていられない赤ちゃんでした。バスケットのようなものに赤ちゃんを寝せて、そのバスケットごとカゴに乗せている感じです。
最後の例は、自転車そのものは普通のものですが、後ろにベビーカーをつないで引っ張ることができるようになっています(写真[3])。目的地に到着したら、金具を外してベビーカーを自転車から切り離すだけで、そのまま徒歩移動に移行できますから、親も楽そうですね。子供も、ベビーカーの素敵な寝心地を確保できるので幸せかもしれません。
子供が生まれたらベビーカーとチャイルドシートを用意するのに加えて、オランダでは自転車も考えなければならなくて大変だなぁ、とか他人の懐を心配してみたり。市や国から補助金みたいのがでるんでしょうかね?