つけっぱなしになる灯り

2008年11月25日(火) 19:34

UXいろいろ, ヨーロッパ所々方々, オランダ暮らし, モノ+コトの話

私たちが購入したWake-up Lightは、第二世代です。 写真[1]が第一世代のもので、デザインはかなりイケテマセン。 これだったら、いくら機能に惹かれても、買わなかったと思う(笑)。

 

[1] 初代Wake-up Light [2] 操作部分 [3] 設定画面

第二世代になって、見た目はずいぶんと洗練されました。 そのイカシタ感じを損なわないよう、操作部分(写真[2])もうまく本体にとけ込んでます。

操作部は、3つの“rotary push wheel(以下ホイール)”と、1個の“protruding stick switch(以下スティック)”で構成されていて、ホイールは、明度の調整や各種設定に使います。たとえば、上から2番目のホイールを押して設定画面(写真[3])に入り、ホイールを回して設定したい項目(目覚まし時間や目覚まし音、ディスプレイの明るさなど)を選んでホイールを押すとその項目の設定に移行します。ホイールを回して好みの設定に合わせ、ホイールを押して確定といった感じで、“押す”、“回す”、“押す”っていうのを繰り返していけば、設定が完了する仕組みです。 スイッチは、目覚まし機能のon/off用。二度寝や三度寝を楽しみたい?!人のために、snooze機能も、このスイッチで簡単に使うことができるようになっています。

スイッチは、形状、操作感ともに文句なしなのですが、ホイールの方は多少難ありって感じ。“押す”ときに“回っちゃう”ことがあるのです。慣れないうちは、“回っちゃう”うえに“本体がズズズっと動いちゃう”こともままありました。思いがけず慎重な操作を強いられる感じで、あまり嬉しくないです。でも、操作部分の不満はそのくらい、かな。総体的には結構よい出来だと思います。

使い込んでいくうちに少し気になってきたのは、朝、うちの旦那を気持ちよく目覚めさせるためについた灯りが、しばらくの間(私が気づいて消すまでの間)、つきっぱなしになっていること。“朝日はオフにできない、ってとこが重要”というコメントを古田さんからいただきましたが、“朝日”がコンセプトのWake-up Lightですから、本来の“朝日”にならえば、つきっぱなしは当たり前で、目覚まし音をoffにするときに一緒に灯りが消えてしまっては元も子もありません。しかし実際には、この灯りは電気でついているものであって、不要なときには消したいし、日が昇った後は消えているべき、ですよね。

そんな話を夕べ旦那としたものですから、今朝は彼が忘れずに消していってました(笑)。うちの旦那はつけっぱなし星人なので、Wake-up Lightに限らず、基本なんでもつけっぱなしです(笑)。単純に起きたら、消すっていう行為が彼の中で習慣化するのが一番効率的で効果的なのだと思いますが、このWake-up Lightの場合、起きたら“目覚まし音を止める”ということと、“目覚ましライトを消す”という二つの行為が要求されることになるのですね。そして、前者の操作は先述のスイッチで、後者の操作はホイールで、と操作部、操作方法が異なっているわけです。気持ちよく起こしてもらってるのだから、このくらいのことは我慢しやがれ、と思われますか? それとも、製品側に改善の余地があるでしょうか?