バルト海を越えて…

2008年10月05日(日) 23:26

ヨーロッパ所々方々, エストニア

エストニアの首都タリンへ行ってみました。

 

[1] タリンへ向かう船 [2] タリン旧市街に残る城壁 [3] タリン旧市街

フィンランドの首都ヘルシンキとエストニアの首都タリンは航路で結ばれていて、5社が毎日何便も船を出しています。私たちが乗った船(写真[1])は、一番の大型船で、一番ゆっくりとバルト海を進むものでした。往路3時間、復路3.5時間。高速艇に乗れば1.5時間くらいで行けるらしいですが、安いのでこれにしたというわけです。

前日のヘルシンキがひどい天気だったので、この日も半ば諦め気味ではありましたが、タリンに着いたら案外天気がよくて、ちょっと雨も降りましたが、お店に入って買い物したり、レストランに入ってランチをしたりすることで避けられました。

タリンは、デンマークに始まり、ドイツ、スウェーデン、ロシアなどの列強に占領され続けてきた歴史を持ちます(言うまでもありませんが、ガイドブック情報です)。ドイツに支配されていた頃が一番活気があって豊かだったようで、世界遺産に登録されている旧市街は、その時代に負うところが大きいのだとか。旧市街の中心部は城壁に囲まれた高台にあって、かつて要塞都市だった面影がはっきりと残っています。写真[2]が城壁の様子をお伝えできるかと。写真[3]でも、右奥のあたりに少し高いところにあるのが旧市街の中心部です。わかる…かな? ちょっと分かりにくいかもですが。

ヘルシンキに比べると大変物価が安く、町も穏やかで、落ち着いた感じでした。でも、今の生活を支える新市街の様子を見る時間的余裕がなかったから、本当のところは分かりませんが…。