横断歩道の押しボタン その2

2008年09月13日(土) 22:48

UXいろいろ, ヨーロッパ所々方々, オーストリア, モノ+コトの話

前の日記で紹介したオーストリアの視覚障害者用横断歩道情報提示器(適当な命名でスミマセン)ですが、町のあちこちで写真を撮ってきたので紹介します。

 

[1] 視覚障害者用情報提示器 [2] 自転車専用道は●二つ [3] トラムも別の記号でお知らせ

前の写真ではちょっと分かりにくかったかもしれませんが、この箱、これから渡ろうとする横断歩道に向かって設置されていて環境との対応付けは難しくないと思います。写真[1]が分かりやすいかな。この交差点はちょっと変わった形をしていて、歩行者は左から入ってくる車線2本を超えたところの中の島でもう一度信号がかわるのを待ち、右から来る車の車線を超えないと道を渡りきることができません。写真をよく見ると、中の島の地面にはきちんと点字のガイドがあるし、同様の情報提示器がついているのが分かります。

写真[2]は、合計3本の“車線”に加えて歩道沿いに“自転車専用道”があることを教えてくれています。●が自転車のタイヤを意味している感じでしょうかね? 二つ並んでいるし。

写真[3]は、上手い具合にトラム(路面電車)も写真に入れることができました。車線の間に路面電車の線路が2本(双方向)通っていることを伝えています。

実は、写真[2]のものの上には、ガムが吐き捨てられていました。そういう嫌なことする悪い奴は、どこの国にもいるんだなぁ、と少し悲しい気持ちになりました。障害者に対する優しい配慮に感心しているところだったから、尚更かな。