右側通行に慣れるまで

2008年09月14日(日) 22:49

UXいろいろ, ヨーロッパ所々方々, オランダ暮らし, モノ+コトの話

横断歩道の話となんとなく続くんですが、こちらに来てから、道を渡ろうとするときにはまず“左”確認するっていう習慣をつけるのに苦労したというお話をしたいと思います。

 

[1] 車道と歩道の間に自転車道 [2] 横断歩道も自転車と歩行者は別 [3] 原付きも走ってくるから注意!

ヨーロッパは、ご存知の通り“右側通行”です。 この変化のインパクトは車に乗らない限りはさほどないだろうと勝手に思い込んでいたのですが、歩行者として町を歩くときにも、実は、慣れるまで結構たいへんでした。

というのは、子供の頃に習った“右見て、左見て、もう一回右見て”道路を横断するっていう習慣が、ものすごく身体にも頭にも染みついていて、どうしても“右”を先に見てしまうのです。しかも、“右”の安全が確認できた場合、“左”へ頭が向く前に足が勝手に前へ動いてしまいます。これは危険です。左から車が来ていた場合はやられますね。ただし、オランダの場合は、車よりも先に自転車にやられることになるので、多少軽傷で済むかもしれません。

ある程度大きな町であれば、写真[1]で分かるように、赤茶色の“自転車道”が車道と歩道との間にしっかり作られています。横断歩道も、歩行者用と自転車用に分けて作られている場合もあります(写真[2])。歩道を歩いてさえいれば、後ろからベルを鳴らされるようなことがないので、日本で感じる煩わしさがなくて快適です。でも、原動機付き自転車も、車道ではなく自転車道を走ることになっているし(写真[3]にちょこっと写っています)、場合によっては自転車も相当のスピードで走ってくるので「軽傷で済む」とは限らなかったりもすると思います。今のところ、事故にあうことなく無事にやっていますが、オランダに来て一ヶ月以上が過ぎた今でも、“左”を先に確認するってことには慣れきれてなくて、自転車のお姉ちゃんに怒鳴られたりしています(笑)。めげずに頑張ります。