どうしても人数を入れ忘れる
2010年10月26日(火) 11:13
UXいろいろ, 日本発信四方山話, 東京, サインやUIの話9月にJR東日本が運営する”えきねっと“というサイトで新幹線の予約をしました。ここで予約をして、駅の券売機で切符を受け取り、新幹線や特急列車に乗る、という流れが通例です。これまでに何度もこの流れで切符を予約しているのですが、毎回必ず、例外なくやってしまうミスがあります。
写真[1]の画面で乗車日や出発時刻、乗車区間を選択して空席照会すると写真[2]の画面に到達するのですが、この時点で私の意識は何の迷いもなく、画面下方にある表に向かいます。「昼前には到着したいから、のぞみ21号だな…」、「禁煙の普通席で予約しよう…」という感じで、のぞみ21号の禁煙普通席を予約すべく予約のボタンを押すのです。そして私が目にするのは写真[3]のエラーメッセージ。
「うっ…、また人数を入れるの忘れてしまった。クッソゥ〜」な感じで戻るボタンを押して一つ前の画面(写真[2])へ戻り、“おとな”の欄に“1”という数字を入力するのでした。
本当に毎回やってます、このミス。もうこれはユーザーである私のミスではなく、サイトがダメである(言い切ってやる)。表を見せられたら、表を見に行くだろぉ。10分とか、15分とかの間隔で東京駅を出発する新幹線のドレに乗るべきかと、空席があって、乗車時間が短くて、自分の仕事や用事にちょうど間に合うように目的地へ移動するために最適な列車を選ぶことが今のユーザーの最大の関心事であり、一人分の切符を買うことが自分の中であまりにも当たり前になっている状態では、人数を入力するなんて行為は遙か彼方へぶっ飛んでしまっています。
だから、もっと目に入るようにしてくれなくちゃ…。いっそのこと、乗車日や乗車区間を選ぶ画面(写真[1])で人数まで選ばせてくれるのが一番だと思います。ユーザーの目には見えないところの事情があって、それが無理なのだとしたら、人数を聞く画面のデザインを工夫して、人数を入力しなければならないことに自然な流れで気づけるようにして欲しいのだ。あるいはデフォルトで“1”を入れておいて欲しい。JR東日本さま、そんなに難しいことではないと思うのですが、いかがでしょう?